李康仁

李 康仁（イ・ガンイン）

李 康仁は、2001年2月19日に韓国の仁川広域市で生まれたサッカー選手です。現在はリーグ・アンに所属するパリ・サンジェルマンFCで活躍しており、ポジションはミッドフィールダー (MF) です。彼は韓国代表としても活動しており、サッカー界での存在感を強めています。

ユース時代の驚きのスタート

李は7歳の頃、バラエティ番組「ナララ・シュットリ」に出演し、並外れた才能を披露しました。この経験を通じて「韓国サッカー界の神童」として注目を浴びました。2009年には、仁川ユナイテッドFCのU-12チームに加入し、サッカーキャリアをスタートさせました。更に、10歳で家族と共にスペインに渡り、名門バレンシアCFのカンテラに入団しました。ここでの彼の評価は高まり、2017年にはバレンシアとプロ契約を結びました。

バレンシアでの成長と挑戦

李は2017-18シーズンにバレンシアCFメスタージャチームでプロデビューを果たしました。2018年にはトップチームと契約を結び、10月にはコパ・デル・レイのCDエブロ戦で初出場を果たしました。その後、リーガのレアル・バリャドリード戦でリーグデビューを果たすなど、急速に成長していきました。

しかし、李のキャリアには波があり、2019-20シーズンにはいくつかの退場処分を受けるなど、課題も多く経験しました。それでも、2020-21シーズンの開幕戦では先発起用され、チームの勝利に貢献しました。その一方で、出場機会が減少し、契約延長の意向も示さなかったため、移籍の噂が立ち始めました。

マジョルカへの移籍と飛躍

2021年8月、李はバレンシアを退団し、RCDマジョルカと4年契約を結びました。ここでは久保建英とのコンビネーションが期待され、多くのファンからの注目を集めました。加入初戦には不運にも敗北しましたが、リーグ全体で30試合出場し、1ゴール、2アシストを記録する成長が見られました。さらに2022-23シーズンでは、リーグで36試合に出場し、6ゴール、6アシストを達成し、レギュラー選手に定着しました。

パリ・サンジェルマンFCでの活躍

2023年7月9日、李はフランスの名門パリ・サンジェルマンFCに完全移籍し、背番号「19」を背負って新たな挑戦を始めました。ところが、移籍初年の秋にはUEFAチャンピオンズリーグのACミラン戦で初ゴールを決めるなど、パリでの成功が早くも見られました。2024-25シーズンでは開幕戦でリーグ全体の第1号弾を決め、チームを勝利に導きました。

代表としての成績

李は代表チームでも目立った活躍を見せています。2018年のトゥーロン国際大会ではU-20韓国代表として出場し、3ゴールを挙げてベストイレブンに選ばれました。また、2019年U-20ワールドカップではチームを準優勝に導く活躍をし、自身もゴールデンボールを受賞しました。フル代表では2021年に初招集され、日韓戦にも出場しました。

人物と影響

李は同じ世代の久保建英とライバル関係にあるものの、二人は親友でもあります。彼の名前は、リーガ・エスパニョーラの公式サイトでも「新たなサムライの出現」として取り上げられました。李の才能は現地のメディアからも注目を集め、未来に向けて期待される存在であることは間違いありません。

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