李承信

李承信選手のプロフィール

李承信（り すんしん）選手は、2001年1月13日生まれの在日韓国人ラグビー選手で、ジャパンラグビーリーグワンのコベルコ神戸スティーラーズに所属しています。兵庫県出身で、日本代表選手としても経験を積んでおり、将来を非常に期待されている若手の一人です。

基本情報

• - ポジション: [スタンドオフ]、センター(CTB)、フルバック(FB)
• - 身長: 176 cm
• - 体重: 88 kg

李選手のラグビーの道は、4歳の頃に始まりました。彼の家族もラグビーに携わっており、父は神戸朝鮮高級学校と朝鮮大学校ラグビー部の出身です。さらに、兄弟もラグビーを行っており、長兄は法政大学、次兄の承爀は帝京大学で活動していました。この環境が彼のラグビーへの情熱と技能を育む基盤となったことでしょう。

選手の歩み

彼は小学生の時にはサッカー部にも所属していましたが、ラグビーを学ぶために週に1回ラグビースクールに通っていました。小学6年生の時には、母親を突然亡くし、その影響で急性糸球体腎炎を患い、治療には7か月を要しました。この辛い経験を経てもなお、ラグビーに対する情熱は変わることはありませんでした。

中学時代は兵庫県の選抜チームを率い、全国優勝を成し遂げます。さらに大阪朝鮮高校では、高校日本代表に選ばれ、主将として花園に出場するという輝かしい成果を残しました。

大学とプロ入り

2019年に大阪朝鮮高校を卒業後、彼は帝京大学に入学しましたが、2020年には中退し、ニュージーランドへの留学を選ぶことになります。しかし、コロナ禍の影響で渡航できず、新たな道として神戸製鋼コベルコスティーラーズに加入しました。

2021年の2月20日、彼はジャパンラグビートップリーグ第1節のNECグリーンロケッツ戦で途中出場し、公式戦にデビューを果たします。このデビューは彼にとって新たなスタートを意味しました。

日本代表としての活躍

2022年6月25日、リポビタンDチャレンジカップ2022でウルグアイ戦に途中出場し、日本代表初キャップを獲得。これは朝鮮高級学校出身者として初めての15人制日本代表キャップ獲得で、歴史的な瞬間となりました。同年7月には、コベルコ神戸スティーラーズの副将に就任し、チーム内での存在感を増しました。

2023年8月には、ラグビーワールドカップ2023の日本代表に選ばれ、その成長と実力が広く認められています。李承信選手は、これからも更なる成長が期待される選手であり、ラグビー界での活躍に注目が集まっています。

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