李杜軒

李 杜軒（リー・ドゥーシェン）

李 杜軒（リー・ドゥーシェン）は1988年4月21日生まれ、台湾 台北市出身の元プロ野球選手および野球指導者です。右投右打の内野手であり、彼は日本の高校に3年間在籍したため、日本人選手としても扱われています。彼の本名は李秉諺（リー・ビンイェン）。2007年に福岡ソフトバンクホークスに入団する際に、現在の名前に改名しました。

経歴

プロ入り前の経歴

李は福林国小学校に入学後、野球部に参加。1年生の頃から内野手を希望し、全国選抜大会で優勝した経験があります。その後、二重国中1年時には台北市代表として全国大会に出場し、優勝技能賞を獲得。中学校卒業後には、日本の岡山県共生高等学校に語学留学し、ここの野球部で活動します。

共生高校では、正三塁手及び遊撃手としての役割を担い、数々の大会で好成績を収めました。最終的に高校通算で打率は.525、53本塁打という圧倒的な成績を残し、高校3年生のときにNPBプロ志望届を提出しました。

ソフトバンク時代

2007年に福岡ソフトバンクホークスに入団。最初の2年間はウエスタン・リーグでプレーし、2009年には台湾代表候補に選ばれるも最終メンバーには入れませんでした。それでも2010年にはリーグでの成績が向上し、アジア競技大会にも台湾代表として出場しました。2012年には一軍デビューを果たし、その後も主に代打として活躍しましたが、一軍での出場機会は限られていました。

琉球時代と引退後

2019年に琉球ブルーオーシャンズに加入し、2021年からコーチに転身。内野守備や打撃の指導を行い、球団は新型コロナウイルスの影響を受け、コーチ契約が解除される事態に陥りました。2024年からは古巣のソフトバンクで台湾担当スカウトとして活動の予定です。

選手としての特徴

彼はプロ入り前からパワフルな打撃で知られ、高校通算で53本塁打という記録を持っていました。遠投110メートル、50メートル走6秒3という athletic な記録も残しています。スカウトからの評価では、長打力があり、柔軟なハンドワークを持つ選手とされています。

人物

愛称は「ぽっちゃLee」。幼少期からホークス戦を観戦し、ファンとなりました。好きな食べ物はパンケーキで、専門店へ行くほどの愛好者です。ソフトバンク時代には自主トレに参加し、実績のある選手からも指導を受けるなど、野球に対する熱意が感じられます。

代表歴

李は2013年にチャイニーズタイペイ代表としてワールド・ベースボール・クラシックの予選に出場しており、国を代表する選手としてのキャリアも持っています。

李杜軒は現役時代からコーチ、スカウトと幅広く与えられた役割に取り組み、多くの若手選手に影響を与えている存在です。

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