李賢承

李賢承（イ・ヒョンスン、韓国語：이현승、1983年10月11日 - ）は、大韓民国・仁川広域市出身の元プロ野球選手（投手）です。

プロ入りと初期

2002年に現代ユニコーンズから指名を受けましたが、大学進学のため入団を拒否。大学卒業後の2006年に改めて現代ユニコーンズに入団しました。1年目から中継ぎとして起用され、平均自責点3点台、2勝19ホールドを記録し、ホールド部門で3位に入る活躍を見せました。

ウリ・ヒーローズ時代

2007年に現代ユニコーンズが解散すると、選手は新球団ウリ・ヒーローズに引き継がれました。2008年からは先発に転向し、120イニングを投げ、平均自責点4点台、6勝8敗という成績を残しました。2009年には自身初の2桁勝利を達成。しかし、シーズン終了後の12月に琴民鐡とのトレードで斗山ベアーズへ移籍することになりました。

斗山ベアーズ時代

斗山ベアーズ移籍後は再び中継ぎとして起用されました。2012年から2013年の間は兵役のため尚武でプレー。2013年には2軍で1試合に出場したのみで、同年4月に肘の手術を受けリハビリに専念しました。除隊後の2014年には65試合に登板し、平均自責点5点台、3勝3敗15ホールドを記録しました。

2015年には、前年抑えを務めていた李庸燦からクローザーの座を奪い、18セーブを挙げました。同年11月には、第1回WBSCプレミア12の韓国代表に選出され、チームの優勝に貢献しました。2016年には25セーブを記録。オフにはFA権を行使し、3年間の大型契約で斗山に残留しました。

2017年は、シーズン開幕前の3月に開催された第4回[ワールド・ベースボール・クラシック]の韓国代表に選出されました。しかし、シーズンでは成績を落とし、57試合の出場で平均自責点4点台、3勝2敗5セーブ9ホールドとなりました。2018年には抑えの役割を咸徳柱と交代し、セーブを挙げることはできませんでした。

2019年は2ホールドを挙げましたが、高齢のため出場機会が大幅に減少。9試合の登板で未勝利に終わり、自己ワーストの記録となりました。同年オフには、ウリ時代に同僚だった高津臣吾と対談し、引退について言及。「僕もあと2〜3年で引退だと思います。」「抑えはチームが2時間以上勝っていても、（自分が投げた）10分間で負け試合にしてしまうこともある。そんなプレッシャーの中で投げるのは本当にきつかった。」と語りました。2020年は復活を果たし、2年ぶりの白星を挙げ、62試合に登板しました。

2022年は防御率6点台と不振が続き、7月末に登録を抹消。その後は二軍の試合にも出場することなく、シーズン終了後に自由契約選手となり、現役を引退しました。

詳細情報

背番号

29 （2006年）
48 （2007年 - 2009年、2014年 - 2017年、2019年 - 2022年）
58 （2010年 - 2011年）
3 （2018年）

代表歴

2015 WBSCプレミア12 韓国代表
2017 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表

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