李鎔:韓国サッカー界を支える堅実なディフェンダー
1986年12月24日、
ソウル特別市出身の李鎔(イ・ヨン)選手は、韓国サッカー界を代表する実力派ディフェンダーです。現在、
Kリーグ1の強豪チーム、
全北現代モータースに所属し、韓国代表としても活躍を続けています。
クラブでの活躍:蔚山現代から全北現代へ
李選手は2010年、蔚山現代FCでプロキャリアをスタートさせました。当初は控え選手でしたが、代表招集でレギュラー選手が抜けた際にチャンスを掴み、すぐにその才能を開花させます。19試合に出場し、チームに貢献。その後も主力として活躍し、2011年のKリーグカップ優勝、
AFCチャンピオンズリーグ2012優勝など、数々のタイトル獲得に貢献しました。2013年にはKリーグクラシックベスト11にも選出され、その実力を証明しました。
兵役のため、2014年から2016年にかけて尚州尚武FCに所属。ここではチームのKリーグチャレンジ優勝に貢献し、2015年にはKリーグチャレンジベスト11にも選ばれました。尚州尚武ではキャプテンも務め、リーダーシップも発揮しました。兵役を終えた後、2016年に蔚山現代FCに復帰し、その後、
全北現代モータースに移籍。現在もチームの中心選手として活躍しています。
韓国代表での活躍:ワールドカップ出場
韓国代表としては、2013年7月、東アジアカップの中国戦でデビュー。その後、
2014 FIFAワールドカップではグループリーグ3試合すべてにフル出場を果たすなど、国際舞台でもその実力を発揮しました。ワールドカップでの経験は、李選手にとって大きな成長の機会となったことは間違いありません。
知られざるエピソード:機転の効く行動
李選手は、ピッチ上での活躍だけでなく、普段の生活でも注目を集める出来事がありました。2016年4月、友人たちと外出中に
スリを逮捕するという活躍を見せ、韓国警察から感謝状を贈られたのです。このエピソードは、李選手の誠実で正義感あふれる人となりを示す、象徴的な出来事と言えるでしょう。
タイトルと受賞歴
李選手は、クラブ、代表問わず数々のタイトルを獲得し、数々の賞を受賞しています。
クラブ
韓国リーグカップ:2011年(蔚山現代)
AFCチャンピオンズリーグ:2012年(蔚山現代)
Kリーグチャレンジ:2015年(尚州尚武)
Kリーグクラシック:2017年(全北現代)
個人
Kリーグクラシック年間ベスト11:2013年
Kリーグチャレンジ年間ベスト11:2015年
まとめ
李鎔選手は、卓越した守備力とリーダーシップを兼ね備えた、韓国サッカー界の重要な戦力です。クラブでの活躍、代表での経験、そして人となりまで、様々な側面から見て取れる彼のキャリアは、多くのサッカーファンを魅了し続けています。ピッチ内外で活躍を続ける李選手の今後の活躍に期待しましょう。