杏花 (女優)

杏花（きょうか）は、1999年8月30日生まれ、東京都出身の日本の女優です。スターダストプロモーション制作3部に所属しており、2020年8月30日の誕生日をもって、それまでの柴田杏花（しばた きょうか）から芸名を改めました。

幼い頃から表現の世界に触れており、3歳から高校2年生までバレエに打ち込んでいました。一時活動から離れたものの、現在は趣味として再開しています。また、音楽大学では声楽やピアノを学び、音楽の素養も兼ね備えています。

女優としてのキャリアは、2007年に放送された『名探偵コナン』のスペシャルドラマでスタートしました。その後も子役として数々の作品に出演し、2009年には集英社の少女漫画雑誌『りぼん』の「りぼんガール」で準グランプリを受賞するなど、早くからその才能が注目されました。

2011年には、連続テレビ小説『おひさま』でNHK朝ドラに初出演を果たし、活動の幅を広げました。そして2014年には、オーディションで1,000人を超える応募者の中から選ばれ、映画『瀬戸内海賊物語』で初の主演を務め、女優としての大きな一歩を踏み出しました。

その後も映画やテレビドラマ、舞台など様々な分野で経験を積み、2018年から2019年にかけて放送されたBSスカパー!のドラマ『I"s』では、白石聖、萩原みのり、加藤小夏とともにカルテットヒロインの一人として重要な役柄を演じました。2022年には映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』で再び主演を務めるなど、着実にキャリアを重ねています。

近年の活躍も目覚ましく、2023年6月公開の光石研主演映画で、第76回カンヌ国際映画祭ACID部門に正式出品された『逃げきれた夢』にも出演。同年10月期のフジテレビ系ドラマ『いちばんすきな花』に出演し、その関連ミニドラマでは駒木根葵汰とダブル主演を果たし、テレビドラマで初の主演を務めました。

2024年もその勢いは止まらず、1月期に放送されたカンテレ・フジテレビ系のドラマ『春になったら』では、初の妊出産シーンに挑み、視聴者に強い印象を残しました。さらに、Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』にも出演。同年7月期のフジテレビ系月9ドラマ『海のはじまり』では、有村架純演じる主人公の後輩役でレギュラー出演し、物語の重要な一端を担いました。また、同年公開の映画『オアシス』では、初めてアクションシーンに挑戦し、女優として新たな一面を見せています。

これまでに、『ハガネの女』シリーズ、『咲-Saki-』、『さくらの親子丼2』、『silent』、『探偵ロマンス』など、多くのテレビドラマに出演。映画でも『アオハライド』、『くちびるに歌を』、『死刑にいたる病』といった話題作に名を連ねています。舞台出演や、CM、ミュージックビデオへの出演経験も豊富です。

バレエや音楽で培った表現力と、子役時代から積み重ねた確かな演技力で、等身大の役から難易度の高い役柄まで幅広く演じ分ける女優、杏花。その活躍から今後も目が離せません。

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