村上彩

村上 彩（むらかみ あや）

村上彩は、1992年3月17日生まれ、徳島県阿南市出身の日本の女性総合格闘家であり、現在は修斗GYM東京とCARPE DIEM MITA（BJJ）に所属しています。彼女は、DEEP JEWELSミクロ級の元王者として知られています。

総合格闘技キャリアの始まり

村上は、2020年10月31日に行われたDEEP JEWELS 30でプロデビューを果たしました。この試合は、当初予定されていた選手が練習中の怪我のため欠場したことから、彼女が急遽代役として参加しました。対戦相手は須田萌里で、試合は判定によって村上が勝利を収めました。この初勝利は、彼女にとって重要なスタートとなりました。

デビューの後、村上は着実にキャリアを進め、2021年6月にはDEEP JEWELS 33の準決勝で青野ひかると戦う予定でしたが、病気のため試合を棄権しました。その後、同年9月4日のDEEP JEWELS 34では、ちびさいKYOKAと対戦し、腕ひしぎ十字固めで1ラウンド一本勝ちを収めました。さらに12月11日には、古瀬美月を相手に同様の技でまたしても1ラウンドで勝利を果たしました。

競技者としての成長

2022年には、再び須田萌里と対戦する機会を得ますが、判定負けを喫してしまいました。同年12月11日のDEEP 111では、NISSE にっせーとの試合で判定勝ちを収め、勝利を取り戻します。

DEEP JEWELSミクロ級王座の獲得

村上のキャリアの中で特筆すべき出来事は、2023年9月10日に行われたDEEP JEWELS 42で、現ミクロ級王者であるアム・ザ・ロケットを相手に判定勝ちを収め、DEEP JEWELSミクロ級の王座を獲得したことです。これは彼女にとって大きな成功の一つでした。しかし、2024年5月26日のDEEP JEWELS 45では、大島沙緒里とのダブルタイトルマッチでTKOにより敗北を喫し、王座を失います。

その後、村上は2024年9月8日に桐生祐子と再度対戦し、腕ひしぎ十字固めで2ラウンド一本勝ちを収め、コンスタントに戦績を残しています。

修斗での挑戦

さらに、修斗でも活動を展開しています。2025年5月18日には無敗のerikaと対戦し判定負けを喫しましたが、その後の7月21日には片山智絵に対して再び腕ひしぎ十字固めで2ラウンド一本勝ちを収め、9月21日の試合でも判定勝ちを果たしました。

成果とタイトル

村上は日本ブラジリアン柔術連盟の大会でも目覚ましい成績を残しており、全日本ブラジリアン柔術選手権では黒帯の部での入賞歴があります。特に、第22回全日本ブラジリアン柔術選手権では準優勝を獲得し、その実力を証明しています。

彼女のこれまでの戦績を振り返ると、村上は困難を乗り越えながらも着実に成長し続けていることが分かります。今後の彼女の活躍にも期待が寄せられています。

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