村上昌謙

村上 昌謙（むらかみ まさあき）

村上昌謙は1992年8月7日、滋賀県守山市で誕生したプロサッカー選手で、現在はJリーグのアビスパ福岡に所属し、そのポジションはゴールキーパー（GK）です。彼のサッカーキャリアは少年時代から始まりました。

来歴

村上選手は幼少期、河西サッカースポーツ少年団（河西キッカーズ）でサッカーを始めました。地元の少年団で培った技術と経験をもとに、次第に実力を高めていきました。彼は滋賀県立草津東高等学校に進学し、そこでさらにサッカー技術を磨きました。卒業後は大阪体育大学に入学し、同大学のサッカー部で3年次からレギュラーGKとして活躍。2014年には全日本大学サッカー選手権大会での優勝に貢献し、その後、デンソーチャレンジカップ関西選抜や全日本大学選抜にも選ばれるなど、学生時代から注目の選手として成長しました。

2015年、村上選手はレノファ山口FCに入団します。入団当初は出場機会は限られていましたが、彼は日々の練習で着実に実力を伸ばしました。2016年にはついに公式戦デビューを果たし、その後も一定の出場機会を得るようになります。しかし、2018年には藤嶋栄介選手の加入により、出場機会が減少し、この年は未出場に終わりました。

2018年12月21日、水戸ホーリーホックへの期限付き移籍が発表され、2019年には新加入の松井謙弥選手やベテランの本間幸司選手とポジション争いを繰り広げましたが、正GKは松井選手が勝ち取り、彼自身は6試合の出場にとどまりました。それでも、水戸はJ2参入後にチーム史上最高の成績を収めました。

2019年12月26日、村上選手は水戸で指導を受けた長谷部茂利氏が新監督に就任したアビスパ福岡に完全移籍することが発表されました。アビスパ福岡においては、正GKのセランテス選手が負傷したことも影響し、彼はシーズン途中からレギュラーとして定着し、14試合に出場してJ1昇格に貢献しました。

2021年シーズンはアビスパ福岡がJ1に昇格した年であり、長年チームを支えたセランテス選手が退団しました。新たなGKの補強が行われなかったため、村上選手は開幕スタメンに抜擢されました。開幕当初はJ1のプレーに苦戦する場面も見られましたが、シーズンが進むにつれて彼はチームの守護神としての地位を確立し、プレーの安定感を示しました。この年は37試合に出場し、セランテス選手の穴を埋める活躍を見せました。

所属クラブ

• - 河西サッカースポーツ少年団
• - 滋賀県立草津東高等学校
• - 大阪体育大学
• - レノファ山口FC (2015年 - 2019年)
• - 水戸ホーリーホック (2019年、期限付き移籍)
• - アビスパ福岡 (2020年 - 現在)

個人成績

• - Jリーグ初出場: 2016年8月14日 J2第29節 清水エスパルス戦

選抜歴

• - 2014年 全日本大学選抜

タイトル

• - アビスパ福岡 Jリーグカップ (2023年)

村上昌謙選手は、彼の成長と進化を続ける姿で、今後の日本サッカーにおいてますます目が離せない選手となるでしょう。

もう一度検索