村上晃一

村上 晃一（むらかみ こういち）

村上 晃一氏は、1965年3月1日に京都府京都市で生まれた日本のラグビー解説者、ジャーナリスト、編集者、ライター、コラムニストとして多岐にわたる活動を展開しています。現役時代には、センター（CTB）およびフルバック（FB）としてグラウンドを駆け巡りました。

幼少期からラグビーに親しみ、10歳で競技を開始。京都府立鴨沂高等学校を卒業後、大阪体育大学へ進学し、ラグビー部でプレーを続けました。大学時代には副将を務め、チームを牽引。その活躍が認められ、1986年度には西日本学生代表に選出され、1987年1月18日に行われた第41回東西学生対抗試合にはフルバックとして出場し、その才能を示しました。

大学卒業後の1987年4月、株式会社ベースボール・マガジン社に入社。以来、『ラグビーマガジン』編集部に勤務し、ラグビー専門誌の制作に携わります。編集者としての手腕を発揮し、1990年6月には同誌の編集長に就任。1997年2月までの長きにわたり、日本のラグビー情報を発信する中心的な役割を担いました。

1998年6月にベースボール・マガジン社を退社し、フリーランスとしての活動を開始。同年からは、J SPORTSでラグビー中継の解説者として活躍しています。その的確な分析と深い知識は、多くのラグビーファンに支持されています。また、フリーランスの編集者、記者としても精力的に活動を続け、多方面でラグビーに関する情報発信を行っています。特に、1999年のラグビーワールドカップ以降は、現地でのコメンテーターとしても知られ、世界のラグビーを日本のファンに伝える重要な役割を担っています。

2002年度から2003年度にかけては、日本ラグビーフットボール協会機関誌『RUGBY FOOTBALL』に、広報委員または編集担当として短文を寄稿するなど、協会の活動にも関与しました。さらに、2003年8月には自身の会社である有限会社オフィス・フルバックの代表取締役に就任し、活動の幅を広げています。

執筆活動にも積極的で、『空飛ぶウイング 坂田好弘が駆け抜けた日本ラグビー黄金時代』をはじめ、『ラグビー愛好日記 トークライブ集』シリーズ、『仲間を信じて』、『ハルのゆく道 日本ラグビーの至宝立川理道の成長物語』など、多数のラグビー関連書籍を上梓しています。

メディア出演も多く、J SPORTSのラグビー中継や情報番組『ラグビー わんだほー!』、『ラグビー・プラネット（現在は終了）』、BS朝日の『ラグビーウィークリー』、NHKラジオ第1放送の『NHKジャーナル』など、様々な番組でその専門知識を披露しています。これらの活動を通じて、村上氏は日本のラグビー普及・発展に大きく貢献し続けています。

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