村上淳 (プロ雀士)

村上 淳（むらかみ じゅん）の麻雀人生

村上淳は、1975年4月10日生まれで、東京都武蔵野市吉祥寺出身のプロ雀士です。彼は最高位戦日本プロ麻雀協会に所属し、競技麻雀の世界で多くの栄光を手にしています。愛称は「ずんたん」や「村上ジェン」で知られています。教育を受けた背景には桐朋学園小学校から続く国立校の道があり、早稲田大学商学部を卒業した後、彼の麻雀キャリアは急速に展開していきました。

経歴の軌跡

彼の麻雀人生は1995年に始まり、早稲田大学に進学した後の1997年2月に最高位戦のプロテストを合格。その年に第22期生としてプロデビューを果たします。同期には渡辺洋香や近藤誠一などの著名な選手がいます。

彼の名を一躍有名にしたのは2010年のこと。日本オープンと最高位戦Classicでの優勝を決め、その後の第35期最高位戦では大逆転劇を演じ、年間3冠を達成します。この快挙は麻雀界においても記憶に残るものでしょう。2014年には再度モンド王座戦を制し、最高位戦Classicと最高位戦でも圧倒的な強さを見せつけ、再び3冠に輝きます。

Mリーグにおいても、彼は重要な役回りを果たしており、2018年のドラフト会議で赤坂ドリブンズから指名を受け、2022年にはオンライン麻雀ゲーム『雀魂』の私設リーグでチームアトラスの監督を務め、優勝に導きました。しかし、2023年には赤坂ドリブンズを退団したことが報告されました。

雀風と特技

村上の雀風は「デジタル」型であり、オカルト的な要素を排除しています。特に手を進める際には、リーチを積極的にかけるスタイルで知られ、彼の戦術には喰い仕掛けの少なさが特徴です。このスタイルから彼は「リーチ超人」と呼ばれています。

彼の麻雀の哲学は、論理とデータに基づくものであり、帯同する仲間たちとともに「オカルトバスターズ」というグループを結成し、先輩プロからの伝説的な理論に対するロジカルな反論を展開しました。

人生と家庭

村上は、厳格な家庭のもとで育ちました。父は弁護士、母は料理研究家と、両親の影響を受けて育った彼は、2008年に結婚し息子と娘に恵まれましたが、2015年に離婚。その後、2023年に再婚を果たしました。

また、機械音痴だった彼は、Mリーグのファン層を広げるために、YouTubeチャンネル「ずんまるちゃんねる」を仲間と共に開設し、麻雀を知らない新たなファンを麻雀の世界に誘っています。

獲得タイトル

彼の実績も素晴らしく、最高位戦のタイトルを3期、最高位戦Classicを2期、そして日本オープンなど、数々のタイトルを獲得しています。

• - 最高位: 3期（第35期、第39期、第42期）
• - 最高位戦Classic: 2期（第5期、第9期）
• - 日本オープン: 1期（第8期）

結論

村上淳は、その実力と魅力で多くのファンを惹きつけており、麻雀界での活躍は止まることを知りません。今後の彼のさらなる成長と活躍が期待されます。

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