村上眞一

村上眞一のプロフィールと経歴

村上眞一（むらかみ しんいち）は、1963年7月13日生まれ、千葉県出身の元プロ野球選手およびコーチです。ポジションは外野手や内野手であり、右投左打のスタイルを持ちます。彼のプロ入り当初は「村上 信一」という登録名でしたが、後に改名しています。

経歴

村上は印旛高等学校での活躍を経て、1980年秋季関東大会決勝に進出。その後、1981年春の選抜大会には準決勝進出を果たし、決勝戦ではPL学園高と対戦。しかし、惜しくも同点に追いつかれ、サヨナラ負けとなりました。同年夏は銚子商に敗れて県予選準決勝で終了。

1981年のオフには、ドラフト外で阪急ブレーブスに入団。この時、高校の同期の佐藤文男と月山栄珠もそれぞれ別のチームに入団しました。プロ入りから数年後の1984年には、代打でデビューし、初打席で初本塁打という希少な記録を達成。さらにその年の日本シリーズにも出場し、チームの勝利に貢献しました。

1985年には二塁手として定位置を獲得し、52試合の先発出場を果たすものの、故障によりパフォーマンスが低下。1988年には復活を遂げ、外野手および指名打者を兼任する形で活躍。1990年からはレギュラー一塁手に昇格し、45試合で先発出場し、1996年に現役を引退しました。

現役引退後

引退後の村上は、プロ野球マスターズリーグの大阪ロマンズに参加。さらに、豊田自動織機のソフトボール日本リーグ1部チームでバッティングコーチとして指導にあたり、同チームの日本リーグ3連覇に寄与しました。2009年には関西独立リーグの神戸9クルーズで選手兼任コーチとして現役復帰、その後は監督代行としてチームを指揮しました。

また、2016年に学生野球資格回復研修を受講し、翌年には日本学生野球協会から資格を回復。学生野球選手に対する指導ができるようになりました。

エピソード

村上は1994年に神戸のパチンコ店でプライベート中に不審者と間違われ、職務質問を受けました。この出来事はワイドショーなどでも取り上げられ、地元の野球ファンからは驚きの声が上がりました。また、2009年には中田監督の解任に抗議する選手たちが試合をボイコットした際、自ら急遽選手登録され、指名打者で出場するという異例のシチュエーションもありました。

記録と成績

村上の記録には、1984年8月9日に初出場し、同日に初打席、初本塁打を記録したことが含まれます。彼のキャリアは阪急ブレーブス時代を経て、オリックス・ブルーウェーブとしての活躍へと続いています。彼の背番号は、47（1982年 - 1993年）、00（1994年 - 1996年、2009年）でした。

村上眞一は、プロ野球選手としてのキャリアを経て、さまざまな形で野球界に深く関わり続けています。彼の経験と実績は、今なお多くの若手選手にとっての模範となっています。

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