村上絢

村上絢（むらかみ あや）は、1988年生まれの日本の投資家であり、一般財団法人村上財団の代表理事を務めた人物です。戸籍名は野村絢（のむら あや）であり、有価証券報告書などではこの名前が用いられています。

経歴

スイスのボーディングスクールを経て、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、モルガン・スタンレーMUFG証券に入社しました。その後、2015年6月にはC&I Holdingsの代表取締役CEOに就任し、同年8月にはNPO法人チャリティ・プラットフォームの代表理事にも就任するなど、多岐にわたる分野で活躍しました。

2015年11月には、証券取引等監視委員会による金融商品取引法違反（相場操縦）の疑いで自宅などが強制調査を受けましたが、2018年4月には起訴が見送られました。2016年8月には、父である村上世彰が設立した一般財団法人村上財団の代表理事に就任し、社会貢献活動にも力を入れています。2017年9月には、BuzzfeedNEWSで父である村上世彰とともに親子インタビューを受けました。また、2018年5月には、ロサンゼルスで開催されたミルケン会議にパネリストとして登壇し、日本の内部留保問題について提起しました。

2022年1月には、一般財団法人村上財団の代表理事を退任し、後任には妹の村上フレンツェル玲が就任しました。

人物

村上絢は、コーポレートガバナンスの実現を理念としており、中長期的な視点での助言を重視しています。C&Iホールディングスの運用資金は全て自己資産であると明言しており、その責任感の強さが伺えます。また、村上財団の設立にあたっては、「働きたい」と願う女性が輝ける社会、働きながらの妊娠・出産・育児が障壁とならない社会、そして子供たちが様々なサポートを受けながらのびのびと育つことができる社会を目指し、より暮らしやすく笑顔あふれる日本を創りたいという強い思いを語っています。

村上財団を通じて、NPO法人フローレンスの障害児保育園ヘレンや、NPO法人キッズドアなどの支援を行っており、ロビー活動やソーシャルインパクトボンドにも関心を寄せ、支援活動を展開しています。これらの活動を通じて、社会的な課題解決に貢献することを目指しています。また、二児の母でもあります。

村上絢は、投資家としての側面だけでなく、社会貢献活動にも積極的に取り組む人物であり、その活動は多方面に渡っています。彼女の行動力と社会への貢献意識は、多くの人々に影響を与え、次世代への希望を繋いでいくことでしょう。

彼女の活動の詳細については、以下の外部リンクから確認することができます。

村上財団公式サイト

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