村地翼

村地翼のプロフィールと選手としての軌跡

村地翼（むらちつばさ、1997年1月14日生まれ）は、日本の元プロボクサーであり、兵庫県伊丹市に出身しています。彼は駿河男児ボクシングジムに所属し、WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座を保持していた実績を持っています。

ボクシングキャリアのスタート

村地は中学時代にボクシングを始め、ボクシングに対する情熱を育んでいきました。その後、西宮香風高等学校を卒業し、さらに東洋大学に進学。しかし、大学3年生の時に中退する決断を下し、駿河男児ジムに入門します。この選択が彼のプロボクサーとしての道を開くことになりました。

プロデビュー

2018年5月20日、村地はプロボクサーとしてのキャリアを開始し、デビュー戦で強烈な印象を残すために1回KO勝ちを収めました。この快勝により、彼はすぐに注目を集めました。

重要な試合と成績

村地はプロキャリアの中で数多くの試合を経験しました。2019年9月21日、後楽園ホールにてWBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座決定戦に挑みましたが、フローイラン・サルダールに8回54秒でTKO負けを喫しました。この悔しい経験から彼はさらなる成長を誓いました。

その後、2020年9月27日にはふじさんめっせで川端遼太郎と対戦し、見事に勝利を収めました。2021年9月5日には中村祐斗と引き分けとなり、自身の課題を見つめ直す機会となりました。

そして2022年10月30日、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級王座決定戦では、同級7位のウィルベルト・ベロンドと激闘を繰り広げ、見事に12回3-0で勝利し、ついに王座を手にしました。この勝利は彼にとっての大きな成果でした。しかし、2022年12月25日には新たな目標に向けて王座を返上することを決意しました。

最後の試合と引退

2023年9月22日、村地は後楽園ホールで日本スーパーフライ級王者高山涼深との試合に臨みましたが、8回2分44秒でTKO負けを喫し、王座獲得には至りませんでした。この試合が彼の最後の戦いとし、2024年1月27日には自身のSNSを通じて引退を表明しました。

戦績とタイトル

村地翼のアマチュア戦績は32戦で16勝（1KO）16敗、プロでは13戦10勝（3KO）2敗1分という成績を残しました。また、WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座を獲得しましたが、防衛実績はありませんでした。

まとめ

村地翼はプロボクサーとして多くの試合を通じて成長し続け、彼のキャリアはボクシング界において多くのファンに支持されました。彼の挑戦と努力は、今後のボクサーたちにも引き継がれることでしょう。

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