村山紘太

村山紘太のプロフィール

村山紘太（むらやまこうた、1993年2月23日生まれ）は、宮城県出身の長距離陸上選手です。彼は明成高等学校を経て城西大学に進学し、卒業後は旭化成に入社、その後GMOアスリーツへ移籍しました。彼の双子の兄、村山謙太も陸上選手として活躍しています。

人物・経歴

村山紘太は、兄の村山謙太と同じく陸上競技を行っていましたが、「兄の後を追うだけでは成功できない」との思いから、別の大学への進学を決意しました。そのような中、城西大学は同じ宮城県出身のトラック種目に強い選手が在籍する学校であり、彼にとって理想的な環境となりました。

大学時代

2014年、彼は関東学生陸上競技対校選手権で10000mにおいて兄とともにアベック優勝を果たしました。さらに、同年の日本選手権5000mでは2位に食い込み、アジア競技大会日本代表にも選出されました。アジア大会では5000mに出場し、13分34秒57のタイムで5位に入賞。また、日本学生陸上競技対校選手権大会1500mでは日本歴代2位のタイムを記録しました。

箱根駅伝予選会では、日本人選手歴代1位となる58分26秒を記録し、城西大学の箱根駅伝出場権獲得に大きく寄与しました。2015年1月の箱根駅伝では、兄と同じ区間で対戦し、区間2位の成績を収めました。

実業団時代

2015年4月、村山は兄と共に旭化成に入社し、その後も数々の記録を樹立します。特に、2015年のゴールデンゲームズinのべおかでの5000mでは、日本歴代6位となる13分19秒62を記録し、世界選手権の参加標準を突破。続く日本選手権では優勝し、世界選手権出場が決定しましたが、北京での競技では予選で敗退しています。

その後の11月には、八王子ロングディスタンスで27分29秒69の成績を収め、日本記録を更新しました。2016年には全日本実業団対抗駅伝で悔しい結果に終わりましたが、同年の日本選手権では10000mで2位に入るなど、着実に実力を積み上げています。

国際的な舞台

村山は、2019年にウィーンで行われたエリウド・キプチョゲ氏の2時間切り挑戦に唯一の日本人ペースメーカーとして参加しました。この特別なレースで、キプチョゲは1時間59分40秒という素晴らしいタイムを記録し、村山もその一翼を担いました。

主な戦績

• - 2014年 関東学生陸上競技対校選手権 10000m 優勝
• - 2014年 日本選手権5000m 2位
• - 2014年 アジア競技大会5000m 5位
• - 2015年 ゴールデンゲームズ 日本歴代6位 13分19秒62
• - 2016年 日本陸上競技選手権 10000m 2位 など

自己記録

村山紘太の記録は、彼の努力と才能を示す重要な指標です。今後の活躍が楽しみな選手と言えるでしょう。彼の競技でのスタイルと意志は、多くの若手選手にも影響を与えています。彼の足跡を追い、陸上女子・男子選手共に活躍の幅を広げてほしいと願います。

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