村木風海

村木風海（むらき かずみ）

村木風海は2000年8月18日生まれの日本のタレント、起業家、発明家であり、自称化学者でもあります。彼はホリプロに所属し、メディアでの露出も多く、科学とエンターテインメントを融合させた活動を展開しています。

学歴と経歴

彼は神奈川県相模原市で生まれ、山梨県甲斐市で育ちました。小学4年生の頃から火星移住を目指す研究に没頭し、独学で様々な知識を吸収してきました。2019年には東京大学に推薦入学し、2023年に化学生命工学科から中途退学しましたが、これは自らの目的に専念するための決断でした。また、2020年には臨床検査技師の専門学校にも入学し、多方面での活躍を目指しています。

事業活動

村木は2020年4月に一般社団法人炭素回収技術研究機構を設立し、その代表理事に就任しました。彼の主な事業内容は、CO2直接空気回収（DAC）技術と、回収したCO2を基にした燃料合成の研究です。特に、家庭やオフィス向けの超小型CO2回収装置「ひやっしー」を開発し、サブスクリプションサービスとして提供しています。しかし、その技術に対しては専門家からの厳しい批判もあります。

専門家からの批評

「ひやっしー」は水酸化ナトリウムを使用した装置であり、専門家からはCO2を収集するためのプロセスに疑問が呈されています。特に、回収過程で発生するCO2の量や、使用される技術が古いことが問題視されています。加えて、村木自身が用いた技術のCO2収支についても透明性が欠けているとの指摘があります。

夢と目標

村木は「地球温暖化を止め、火星に移住する」という壮大な夢を抱いています。彼は自身の研究が人類にとって重要だと信じており、2030年までに炭素回収技術研究機構をNASAやJAXAを超えるような機関に成長させたいと語っています。

パーソナルコーチングと人間開発

高校生の頃から苫米地式のパーソナルコーチングを受けており、自己成長に努めています。演劇部での活動を通じて、人前に出ることへの苦手意識を克服し、その経験を化学者としての活動に生かしています。また、講演では分かりやすい表現を心がけ、「科学界の池上彰」を目指しています。

出版物

村木は自身の研究内容やアイデアを伝える書籍も執筆しています。著作には『火星に住むつもりです 二酸化炭素が地球を救う』や、『未来を変えるには 東大起業家講座に学ぶ新しい働き方』などがあります。

最後に

村木風海は、若干の年齢にもかかわらず、火星への移住を夢見る真剣な研究者として、また国や社会に貢献したいと願う起業家としての姿勢を貫いています。その活動は今後の科学技術の進展に寄与する可能性を秘めています。彼の取り組みは、環境問題の解決に向けた新たな波を生み出し、今後も注目が集まることでしょう。

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