炭素回収技術研究機構

炭素回収技術研究機構（CRRA）について

概要

炭素回収技術研究機構（CRRA）は2020年に設立された一般社団法人で、二酸化炭素回収装置の開発及び販売などに取り組んでいるベンチャー企業です。2024年には関連企業として炭素回収技術研究機構株式会社も設立され、CRRAの活動を拡充させています。代表理事の村木風海は、有名な発明家および起業家で、事業の方向性を独自に決定するスタイルをとっています。

CRRAは「地球温暖化を防ぐ」、「空気中の二酸化炭素から有機製品を合成・石油製品を置き換える」、「火星移住を促進する」という3つの目標を掲げていますが、具体的な技術や事業計画は多くが非公開です。このため、事業の透明性に疑問を持つ声もあります。

事業内容

現在、CRRAは主に二酸化炭素回収装置「ひやっしー」の販売や、同装置を用いた燃料「そらりん」の研究開発に力を入れています。また、サイエンスショーや講演会などのイベントも開催し、気候変動問題についての啓発活動を展開しています。具体的には以下の事業に取り組んでいます。

• - 二酸化炭素回収技術の研究開発
• - 有人の火星探査技術の研究
• - 二酸化炭素利用品の開発や販売
• - 輸送手段の設計や研究開発
• - 宇宙関連の輸送事業や施設の管理

CRRAの二酸化炭素回収装置「ひやっしー」では、吸気した空気を利用して二酸化炭素を回収し、年間165億トンの回収を目指しています。装置の最新型は、クラウドデータを利用して回収量を把握でき、100%太陽電池での運用が可能です。

二酸化炭素利用燃料「そらりん」

CRRAは、回収した二酸化炭素からバイオ燃料「そらりん」を製造する計画を進めています。この燃料は、二酸化炭素を微細藻類に利用し、発酵プロセスを経て製造されるようです。しかし、高効率での大規模生産に向けた課題も多く、未だ実験段階にあります。

沿革

CRRAの歴史は2017年に遡ります。この年、村木風海は「温暖化対策を身近に」というコンセプトで事業をスタートさせ、2020年に法人化。その後、さまざまな共同研究や契約を結び、成層圏飛行計画や不老長寿の研究など、革新的なプロジェクトを展開してきました。

2023年には新たな航空会社の設立や国際放送チャンネルの開設を予定し、2024年にはさらに事業の拡大を図っています。これに伴い、各種車両や施設の整備、不老長寿の研究など多岐にわたる計画が続いています。

資金調達と事業所

CRRAの資金は主に製品のレンタル収入や共同研究費、クラウドファンディングなどで賄われています。現在の本社は東京都江東区にあり、将来的には海外進出も視野に入れています。

CRRAは、持続可能な社会を構築するためにさまざまな取り組みを続けており、今後の動向にも注目が集まっています。

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