村松文代

村松文代（むらまつ ふみよ）

IBC岩手放送に所属するアナウンサーであり、報道部専任部長兼報道デスクという重責も担っています。1959年2月15日生まれ、長野県飯田市出身です。

経歴

早稲田大学商学部を卒業後、1981年にIBC岩手放送に入社しました。その才能は入社早々から開花し、同年の『飛び出せ!全国DJ諸君』でグランプリを受賞。瞬く間に注目を集めました。

その後は、『ニュースエコー』のキャスターを務めるなど、テレビ・ラジオの両方で活躍。特にラジオでは、中三の一社提供番組『風のグラフィティ』のパーソナリティとして、毎週異なる人物にインタビューを行い、その数は100人を超えました。彼女の温かく、相手に寄り添うようなインタビューは、多くのリスナーを魅了しました。

また、若手時代には、岩手競馬が企画した女性騎手招待レース「レディスカップ」で、岩手県初の女性競馬実況アナウンサーを務めたという異色の経歴も持ちます。競馬実況という、通常は男性が中心となる分野に果敢に挑戦する姿は、多くの人々に勇気を与えました。

2005年には、『裁判員制度全国フォーラム』のパネリストとして参加。社会問題にも積極的に関わり、その見識の広さを示しました。さらに、県内各地で行われるイベントや集会では、司会・進行役を務めるなど、地域に根差した活動を続けています。

1998年の冬季オリンピックの国内立候補地選定では、長野市、盛岡市、旭川市、山形市が最終選考に残りました。結果として長野市が選ばれた際、村松アナウンサーは複雑な感情を抱いたと言います。長野県出身でありながら、盛岡での生活が7年を超え、故郷への愛着と同時に、盛岡への深い愛情も抱いていたため、「長野に取られた」というような、複雑な思いを抱いたそうです。また、周囲からは長野出身ということで、少々からかわれるようなこともあったそうです。

担当番組

テレビ

ニュースエコー（1986年 - 1999年3月、2004年4月 - 2009年3月）
岩手日報IBCニュース

ラジオ

小さな森の音楽会
おはよう朝一番
風のグラフィティ
ワイドステーション - 月曜担当
ブリージーカフェ
朝からRADIO（2009年4月 - ） - 木曜・金曜担当 → 水曜 - 金曜担当　→水曜・木曜担当
春夏秋冬〜ミュージック・セレクション（2010年4月 - ）
リクエストマンデー（2010年4月 - 2012年3月、2012年10月 - 2014年3月）
村松文代のフォア〜♪（2011年4月 - ）
TOKIMEKI FEELING（2012年10月 - 2013年3月）


数多くの番組を担当し、長年にわたりIBC岩手放送の顔として、岩手県民に親しまれています。

外部リンク

* 村松文代アナウンサーの日記 - IBC岩手放送

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