村松沙耶

村松 沙耶

1996年12月27日、愛知県に生まれたハンドボール選手。現在、日本ハンドボールリーグに所属するイズミメイプルレッズの一員として活動している。

幼い頃からハンドボールに親しみ、小学校6年生の時には地元の強豪クラブ、HC名古屋のジュニアチームに所属し、競技の基礎を磨いた。

愛知県立愛知商業高等学校へ進学後、その才能が開花する。高校在学中には、年代別の日本代表チームにたびたび選出され、国際経験を積んだ。2012年には日本代表U-16のメンバーとして日韓スポーツ交流に参加。翌2013年には、第5回女子ユースアジア選手権に臨む日本代表U-18に名を連ねた。高校最終年である2014年には、全国高等学校ハンドボール選抜大会で優秀選手に選ばれるという顕著な成績を残し、さらに同年7月には第5回女子ユース世界選手権に出場する日本代表U-18としても活躍した。

高校卒業後、ハンドボールの名門である大阪教育大学に進学。大学でも中心選手として活躍を続け、2015年にはU-22日本代表に選ばれ、第3回U-22東アジア選手権に出場するなど、国際舞台での経験をさらに重ねた。大学4年時の2017年には、全日本学生ハンドボール選手権大会（インカレ）において優秀選手賞を獲得し、学生ハンドボール界におけるトッププレイヤーとしての地位を確立した。

大学での輝かしい成績を携え、2019年1月に日本ハンドボールリーグの広島メイプルレッズ（現イズミメイプルレッズ）に加入し、プロキャリアをスタートさせた。加入当初は背番号「15」を着用していたが、2019-20年シーズンからは背番号を「27」に変更し、現在に至るまでこの番号でプレーを続けている。

プロ入り後もすぐにチームに貢献し、2019年5月に開催された第9回社会人選手権では、その才能と活躍が評価され、最優秀新人賞を受賞した。また、日本ハンドボールリーグ公式戦においては、2019年3月3日に行われた対大阪ラヴィッツ戦（会場：中区スポーツセンター）で、自身にとって記念すべき7mスローによる初得点を記録している。

ユース世代から各カテゴリーの日本代表に選ばれ、学生、社会人とステップアップするたびに実績を重ねてきた村松選手は、イズミメイプルレッズの重要な一員として、今後もリーグでの活躍が期待されている。

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