村田智弘

村田智弘について

村田 智弘（むらた ともひろ、1981年4月2日生まれ）は、日本の将棋棋士であり、棋士番号は242です。彼は兵庫県高砂市出身で、淡路仁茂に師事しています。将棋界では、彼の妹である村田智穂も女流棋士として活躍しており、彼らは史上初の兄妹棋士として注目を集めています。

将棋のキャリア

村田は、1994年に行われた第19回小学生将棋名人戦で優勝し、将棋界にその名を知られるようになりました。2002年4月1日には、妹の智穂が女流棋士となり、兄妹棋士の誕生が実現しました。学生時代からの実績を持ち、将棋に対する情熱を持ち続けた村田は、プロ入り後も目覚ましい活躍を見せました。

彼は、将棋の名門・週刊ポストで行われた「トップ棋士が指導する将棋三番勝負」において、当時の竜王であった羽生善治と対局し、飛車落ちという条件で勝利を収めました。この対局は彼の棋譜が「プロに勝った!駒落ち将棋必勝法」という書籍に採用され、多くの将棋ファンから注目を集めました。

際立った成果と昇格

村田は、2006年度のC級2組順位戦において、残りの対局で4人が優勝争いを繰り広げる中、彼は最も有利な位置にいましたが、最終局で敗北し、昇進を逃しました。しかし、2008年10月23日には竜王戦4組の3位決定戦で勝利し、2年連続の昇進を果たし六段に昇格します。

個人的な生活

2017年7月6日には、一般女性と結婚し、プライベートにも幸せな一面を持つことになりました。その後、2021年3月5日には、順位戦C級2組最終局で敗れ、3度目の降級点を喫したことが明らかになりました。これにより、彼はフリークラスへの降級が確定しましたが、将棋界における村田の存在感は依然として強いものです。

昇段履歴と著作

村田智弘の昇段履歴は以下の通りです。

• - 1993年: 奨励会入会（6級）
• - 1996年: 初段
• - 2001年: 四段（第29回三段リーグ2位）
• - 2007年: 五段（勝数規定）
• - 2008年: 六段（竜王ランキング戦連続2回昇級）
• - 2019年: 七段（勝数規定）

また、彼は将棋に関する著書も出版しており、共著として「関西新鋭棋士実戦集」を含む書籍が存在します。このように、村田は将棋界における彼の活動を通じて、多くのファンや後進棋士に影響を与え続けています。彼の今後の活躍も期待されます。

もう一度検索