村田智穂

村田智穂（むらた ちほ）

村田智穂は、1984年5月1日生まれで、日本将棋連盟（関西本部）に属する女流棋士です。兵庫県高砂市で生まれ育った彼女は、淡路仁茂九段の門下生として将棋を学びました。女流棋士としての番号は28ですが、2011年までは52番でした。村田智穂は、将棋界での活動に加え、女流棋士の地位向上にも寄与しており、2011年から2015年までは日本将棋連盟棋士会の副会長としての役割を果たしました。現在は、2021年6月から女流棋士会の副会長として任務を続けています。

将棋との出会いとプロ入り

村田智穂の将棋との出会いは、彼女が4歳の時に遡ります。兄である村田智弘に触発され、将棋の世界に飛び込むことになりました。彼女は、1999年には第20回中学生選抜将棋選手権大会女子の部で優勝を果たし、将棋の才能を早くから発揮します。2000年には女流育成会に入会し、同年の全国高校将棋新人大会では女子個人の優勝を収めました。これらの実績を経て、2002年にはプロ入りし、女流2級となることができました。当時、兄妹プロ棋士として注目を集め、将棋界に新たな風を吹き込みました。

活動と成績

村田智穂は2004年から2年以上にわたって、岩根忍と共に「お気楽コンビ」として活動しました。このコンビは、将棋の普及に努め、日記の執筆など多岐にわたる活動を展開しました。彼女たちの活動は、多くの将棋ファンから支持され、将棋界の新しい風潮を築く一助となりました。

村田智穂の将棋における重要な成績の一つは、2008年に優勝した第3回きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦です。この成績は彼女が持つ実力をさらに高める要因となり、多くのファンに認知されるきっかけとなりました。

プライベート

私生活では、村田智穂は元奨励会の三段であり、現在は指導棋士四段の池田将之と結婚しています。彼女はまた、黒猫を好きだということでも知られています。このように、パーソナルな一面もファンに親しまれる要素の一つです。

村田智穂は、現在も将棋活動を通じて多くの人々に影響を与え続けており、彼女のさらなる活躍が期待されています。将棋の女流棋士として、さまざまな局面での経験を生かしながら、次世代の棋士たちに道を示す立場であることを自覚しています。今後も彼女の活動が、将棋界に新たな風をもたらすことを期待しています。

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