村田義弘

村田義弘氏は、日本のラグビー界に多大な貢献を果たしたレジェンドプレイヤーの一人です。1947年2月21日、茨城県で生まれました。

選手時代は、主にフランカー(FL)とナンバーエイト(No.8)として活躍。卓越したスキルと献身的なプレーで知られていました。

彼のラグビー人生は、専修大学松戸高校から中央大学へと続きます。大学卒業後は、名門リコーに入社。

1971年、イングランド代表との試合で日本代表デビューを果たしました。その後、日本代表として11キャップを獲得し、国際舞台でもその実力を遺憾なく発揮しました。特に、7トライを挙げた攻撃力は、チームにとって大きな武器となりました。

所属したリコーラグビー部は、当時『和製オールブラックス』と呼ばれ、日本ラグビー界を代表する強豪チームとして知られていました。このチームの中心選手として、日本選手権と全国社会人大会で優勝に大きく貢献。チームの黄金時代を支える存在でした。

彼のプレーは、単なるスキルだけでなく、チームメイトを鼓舞し、勝利へと導くリーダーシップにも溢れていました。献身的なプレーと、チームへの深い愛情は、多くのファンを魅了し、リコーの黄金時代を象徴する選手として記憶されています。

引退後は、指導者としての道を歩み始めます。宿沢広朗監督率いる日本代表のフォワードコーチとして後進の育成にあたり、その経験と知識を惜しみなく注ぎ込みました。

また、母校である中央大学ラグビー部の監督も歴任。指導者としても、多くの選手を育成し、日本のラグビー界の発展に貢献しました。選手時代の実績と、指導者としての経験を合わせ持つ村田氏は、日本のラグビー史に大きな足跡を残した人物と言えるでしょう。

その活躍は、多くのラグビーファンに感動と興奮を与え続け、日本のラグビー界に大きな影響を与えました。彼の功績は、後世に語り継がれるべきものと言えるでしょう。
参考文献
ザ・ワールドラグビー 大友信彦 編、新潮社、ISBN 4104627011

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