来島海峡大橋

来島海峡大橋：瀬戸内海を繋ぐ三連の絶景

来島海峡大橋は、愛媛県今治市に位置し、瀬戸内海の来島海峡を跨いで大島と四国を結ぶ、 впечатляющий な長大橋です。来島海峡第一大橋、来島海峡第二大橋、来島海峡第三大橋の三つの橋梁から構成され、本州四国連絡橋である尾道・今治ルートの一部を担っています。

世界初の三連吊橋

この橋の最大の特徴は、世界初の三連吊橋であることです。３つの橋を合わせた全長は4105メートルにも及びます。中央には西瀬戸自動車道（しまなみ海道）が走り、その北側には自転車歩行者道、南側にはバイク道が併設されており、様々な方法で景色を楽しむことができます。

構造

各橋の構造に関する詳細は、以下の各記事を参照してください。

来島海峡第一大橋
来島海峡第二大橋
来島海峡第三大橋
西瀬戸自動車道（しまなみ海道）

橋のアンカーブロックや主塔には、大島側から1A、2P…と連番が振られており、四国側は10Aとなっています。

通行料金

現在の料金

大島南 - 今治北間7.3 kmの料金は、2014年4月現在の情報です。料金については、公式情報を参照してください。

原付及び自転車歩行者道

歩行者: 無料
自転車・原付: 200円（大島 - 馬島、馬島 - 四国はそれぞれ100円）

自転車については、2014年7月から「しまなみサイクリングフリー」として無料開放されていましたが、この措置は2年ごとに更新され、2024年現在、2026年3月末まで延長されています。

しまなみ海道の自転車およびバイクの通行料は、基本的に無人の料金箱に入れるシステムで、利用者の良心に委ねられています。しかし、来島海峡大橋に限っては、中間の馬島に無人料金箱があり、昼間は有人となることがあります。

来島海峡第二大橋と来島海峡第三大橋間の橋台（アンカーブロック 7A）上には、バス停と馬島ICが設置されています。ただし、馬島ICは馬島の住民専用の出入り口であり、一般車両は利用できません。自転車・歩行者および125 cc以下のオートバイは、アンカーブロック内に設置されたエレベーターで出入りでき、1階には仮設トイレがあります。

夜間にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

展望台

周辺には、来島海峡大橋を一望できる展望台がいくつかあります。

今治市吉海町亀老山展望台（駐車場有り）
今治市小浦町来島海峡展望館と糸山展望台（駐車場有り）
* 今治市近見町近見山山上駐車場と展望台（駐車場有り）

これらの展望台からは、橋の全景はもちろん、瀬戸内海の美しい景色を堪能できます。

過去の事故

1998年6月10日、来島大橋馬島高架部工事現場で、架設桁の解体降下作業中に架設桁と作業台車が落下する事故が発生し、7名の作業員が亡くなられました。馬島の事故現場と来島海峡SAには、犠牲者の慰霊碑が建てられています。

備考

かつて愛媛県内では、本四架橋を「瀬戸内海大橋」と呼んでいた時代がありました。特に、西瀬戸自動車道、さらに狭義にはこの来島海峡大橋を指していました。1970年代には、愛媛県庁本館に「かけよう 瀬戸内海大橋」の文字看板が掲げられ、尾道・今治ルートの実現が愛媛県の悲願であったことを物語っています。

今治市のゆるキャラ、バリィさんの頭のクラウンは、この橋がモチーフになっていると言われています。

来島海峡大橋は、単なる交通インフラではなく、地域の歴史や文化、そして人々の想いが詰まった場所です。しまなみ海道を訪れる際には、ぜひこの壮大な橋を渡り、その魅力を体感してみてください。

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