来昌寺

来昌寺は、岐阜県美濃市に位置する浄土宗西山禅林寺派の寺院です。その歴史は1574年（天正2年）に法空寿養によって開山されたことに始まります。

当初、寺は上有知の蓮華谷にありましたが、慶長年間に金森長近による城下町建設の際に、鬼門除けとして現在の場所に移されました。この時、寺は清光山浄円寺と称していましたが、享保年間に徳川吉宗の母堂の諡名である浄円院を憚り、長栄山来昌寺と改称しました。

来昌寺は、美濃三十三観音霊場の一つとして、地域の人々から篤い信仰を集めています。また、美濃市指定の重要文化財である円空仏を所蔵しており、これは地域における貴重な文化遺産として、大切に保存されています。

寺の境内は、静かで落ち着いた雰囲気に包まれており、訪れる人々に安らぎを与えます。四季折々の自然が美しく、特に春の桜や秋の紅葉の時期には、多くの人々がその風景を楽しみに訪れます。

来昌寺は、地域の人々にとって心の拠り所であると同時に、歴史と文化を伝える重要な場所です。その存在は、美濃市の歴史と文化を語る上で欠かせない一部であり、後世に伝えていくべき貴重な遺産と言えるでしょう。

寺の公式ウェブサイトでは、さらに詳しい情報やイベント情報が提供されています。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れてみてください。

文化財

円空仏（市指定重要文化財）

外部リンク

公式ウェブサイト

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