来栖正之

来栖正之（くるす まさゆき）について

来栖正之は、1964年5月29日生まれの毎日放送（MBS）の専属アナウンサーです。1989年にMBSに入社し、ラジオの競馬中継での実況を1991年から担当。2014年からはプロデューサーやディレクターとしても番組制作に関わっています。2024年5月31日に正社員としての定年を迎えたものの、翌月より嘱託の「シニアスタッフ」として活動を続けています。

学歴とキャリア

来栖は茨城県石岡市出身で、茨城県立土浦第一高等学校を経て千葉大学教育学部に進学しました。在学中はラグビー部と落語研究会に所属し、アナウンサーの道を志すうちに東京アナウンス学院にも通いました。大学卒業後、24歳でMBSにアナウンサーとして入社。同期には現役アナウンサーの馬野雅行がいます。

入社後の3年目から競馬中継の実況を開始し、以来数々の名レースを担当してきました。特に1995年の日本ダービーからの実況は、その後のキャリアに大きな影響を与えました。MBSがテレビとラジオを兼営していた時期には、ディレクターやプロデューサーとしての役割も果たし、ラジオ局での制作業務にも従事するようになりました。

メディアでの活動

テレビにおいては、バラエティ番組での進行役や実況を担当するほか、1996年からは『おはようクジラ』という生放送番組に出演。地元球団を応援する立場でプロ野球情報を届けています。また、1997年には神社からの生中継の初体験を果たし、以降も様々なイベントの実況を手がけてきました。

加えて、毎日放送の朗読イベントにも積極的に参加し、聞かせる力を活かした取り組みを行っています。2013年度までの公演では「リーダー」として運営にも関与しました。

近年の動向

MBSは2021年にラジオ事業を株式会社MBSラジオとして移管しましたが、来栖はその後もアナウンサーとして在籍し、競馬中継を続けています。2024年の誕生日に60歳を迎えたことから、定年を迎えたものの、嘱託アナウンサーとしての活動は続行中です。

私生活と趣味

彼の私生活では、同じアナウンサーである高梨史江と結婚しています。大学時代からの親しい友人であり、MBSの先輩後輩同士です。趣味はマッサージやサッカー、鉄道ファンでもあり、競馬への情熱も変わりません。特に鉄道については、潜在的なファンであると語っています。

まとめ

来栖正之のキャリアは、ラジオとテレビ両方での多彩な活動を経て、信頼されるアナウンサーとしての地位を確立しました。定年を迎えた後もアナウンスの現場に立ち続けており、競馬中継などでその技術と知識を活かしています。これからの活動にも期待が寄せられています。

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