馬野雅行

馬野 雅行（うまの まさゆき）

馬野雅行は、毎日放送（MBS）のアナウンサーであり、現在は総合編成局のアナウンサー担当局長を務めています。1965年7月12日生まれ、東京都品川区で育ちました。東京都立三田高等学校を卒業後、日本大学芸術学部に進学。アナウンサーとしての夢を持ち、大学在学中には日本テレビスポーツ部でアルバイトを経験しました。

アナウンサーとしてのキャリア

1989年に毎日放送に入社し、以来、スポーツ中継や報道番組での活動を始めました。初期の頃には、ラジオニュースやテレビのニュース番組にも頻繁に出演しました。特に、1990年には毎日放送千里丘放送センターで最後のラジオニュースと、現在の本社での最初のラジオニュースを担当しました。

1994年から1997年までの3年間、平日夕方のニュース番組『MBSナウ』のキャスターを務め、2006年から2009年にかけては後継番組『VOICE』にもメインキャスターとして出演しました。番組では、スポーツアナウンサーとしての役割を持ちながら、定期的にニュースを担当するという形で活動していました。特に阪神淡路大震災の際には、MBSテレビでのJNN報道特別番組のメインキャスターを引き受け、多くの視聴者に情報を提供する重要な役割を果たしました。

鉄道ファンとしての一面

馬野は、鉄道愛好家としても知られています。中学時代から鉄道ファンであり、特に関西では「鉄道ファンのアナウンサー」という認識が強いです。入社当初は、自らの鉄道ファンであることを表に出さず、業界内で鉄道をテーマにしたロケなどに参加するようになりました。公共の場で鉄道関連の番組に出演することで、一般にもその魅力を伝える努力をしています。

現在の役割と今後の展望

2019年にはアナウンス部長に就任し、その後も様々な形でアナウンサー業務に従事しています。2021年にはラジオ放送事業が株式会社MBSラジオに移管された際、兼営局体制で最後のアナウンス部長となりましたが、現在もテレビやラジオでの実況を続けています。また、アナウンス業務の傍らで後輩アナウンサーの指導にも力を入れています。

2022年には、総合編成局のアナウンサー担当局長に就任し、引き続き現場でのスポーツ中継も担当しています。ただし、定年というタイムラインも見据え、2024年には阪神タイガースの中継実況を退く意向を示しています。アナウンサーとしてこの36年のキャリアを総括し、新たな挑戦を模索しているようです。

大切にしている信念

馬野は、アナウンサーとしての仕事に情熱を持ち続けていて、視聴者に正確でわかりやすい情報を届けることが最も大切だと考えています。その一方で、鉄道への愛情を前面に出し、鉄道ファンたちと繋がることを楽しむ姿勢も見せています。これからも鉄道についての情報発信を続ける中で、後進の育成や自身のスキル向上に取り組んでいくでしょう。

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