東亜大学硬式野球部

東亜大学硬式野球部の概要

東亜大学硬式野球部（とうあだいがくこうしきやきゅうぶ）は、中国地区大学野球連盟に属する大学野球チームで、1991年に創設されました。このチームは、東亜大学を代表する選手たちによって構成されています。

創部と歴史

このチームの歴史は1991年に遡ることができ、1992年には中国地区大学野球連盟に加盟しました。設立から短期間で2部リーグで優勝し、1部リーグに昇格しました。当時部長兼監督を務めていた中野泰造氏が、奈良県の高校指導者として選手育成に尽力しました。小柄ながら俊敏な選手が揃い、スイッチヒッターに育成するなど、スモールベースボールでの試合運びを特徴としていました。長い間、徳山大とともに中国六大学リーグでの2強時代を築き上げましたが、2010年代以降は環太平洋大が台頭してきました。

主な成果

東亜大学硬式野球部は1994年に春季リーグで初優勝を果たし、秋季リーグも制覇。中四国地域の代表校として明治神宮野球大会に初出場し、見事に初優勝を遂げました。この歴史的な成功は、2回戦で法政大を、準決勝で東海大、そして決勝で青山学院大を下すという壮絶な戦いによって築かれました。

その後も、1996年には明治神宮大会に再出場し、ベスト4に進出。1999年には全日本大学野球選手権大会にも初めて出場しました。2002年には秋季リーグで優勝を収めるも、明治神宮大会には出場できず、代表は広島大に譲りました。

連覇と注目選手

2003年には再び明治神宮野球大会に出場し、竹林俊行投手が大活躍。彼は全試合に登板し、見事に2度目の優勝を成し遂げました。2004年には、連続して明治神宮大会の3度目の優勝を果たし、学校としても歴史的な快挙となりました。

竹林は技巧派の投手でありながら打者としても重要な役割を果たし、当時のチームの中心選手として活躍しました。特に、彼が在籍中のチームは、非指名打者制の大会でその特性を最大限に活かし、記憶に残るプレーを展開しました。

一方、全日本大学選手権でも一定の成績を収めたものの、2005年の大会では早稲田大に敗れ、期待された活躍ができませんでした。

練習環境と記録

本拠地は山口県下関市にあり、以前は市民球場や河川敷を借りて練習を行っていた経緯があります。これまでの記録としては、1部リーグでの優勝が24回、全日本大学野球選手権大会には10回出場し、明治神宮野球大会でも3度の優勝を飾っています。

主な出身選手

東亜大学硬式野球部からは、元プロ野球選手の中東直己（広島東洋カープ）や深沢和帆（読売ジャイアンツ）など、優れた選手が巣立っています。彼らは、学校の名を広め、後進に多大な影響を与えています。

これからも東亜大学硬式野球部は、さらなる成長と成果を目指して邁進していくことでしょう。

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