東京 (福山雅治の曲)

福山雅治 20th シングル「東京」

2005年8月17日にリリースされた福山雅治の20枚目のシングル「東京」は、彼の音楽キャリアにおける重要な転換点となりました。前作「泣いたりしないで／RED×BLUE」から約8ヶ月ぶりとなる本作は、デビュー15周年を記念する作品として発表され、ファンにとって特別な意味を持つ一枚となりました。ユニバーサルJから発売され、販売元はユニバーサルミュージックが担当しています。

リリース形態

本作から、限定盤と通常盤の複数タイプでCDが発売されるようになりました。限定盤には、「東京」のイメージクリップを収録したDVDが付属しており、映像作品としても楽しめる仕様となっています。

収録曲

1. 東京
作詞・作曲：福山雅治、編曲：福山雅治、井上鑑
フジテレビ系月9ドラマ『スローダンス』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。福山自身も俳優として月9ドラマに出演経験がありますが、主題歌を担当するのはこれが初めてでした。
制作期間は約1ヶ月で、福山が自身のルーツを再確認するために制作されました。長崎で18年過ごし、上京して18年が経った36歳の福山が、自身の内面と向き合い、東京という街への想いを込めた楽曲です。「東京」・「BEAUTIFUL DAY」・「東京にもあったんだ」からなる“東京3部作”の一曲に数えられます。
使用ギターはギブソン・J-50 '59です。
2. わたしは風になる
作詞・作曲・編曲：福山雅治
2004年のアテネオリンピックで、女子ソフトボール日本代表チームを応援するために、福山がテレビ朝日のオフィシャルカメラマンとして取材に訪れた際、当時の代表監督である宇津木妙子から依頼されて制作された楽曲です。
2004年9月24日にテレビ朝日系で放送されたアテネオリンピック特別番組「アスリートの詩2004 〜風になれ もう一度!〜」で、ギター弾き語りとして初披露されました。その後、福山自身がギター、ベース、ドラム、キーボードを演奏した音源が、同年10月9日放送のニッポン放送『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ』でオンエアされました。
全国ツアー『FUKUYAMA MASAHARU 15th ANNIVERSARY WE'RE BROS. FREEDOM TOUR 2005 〜風〜』でも披露され、約1年の歳月を経て初の音源化となりました。アルバム『5年モノ』にはライブバージョンが収録されているため、オリジナルバージョンはこのシングルでしか聴くことができません。
使用ギターはギブソン・J-200 '59です。
3. 東京 (ORIGINAL KARAOKE)
4. わたしは風になる (ORIGINAL KARAOKE)

初回限定盤DVD

東京 (IMAGE CLIP)
監督は黒田秀樹が務めました。

収録アルバム

東京
『東京』(シングル)
5年モノ
『東京』(アルバムバージョン)
『わたしは風になる』(ライブバージョン)
福の音
『東京』
わたしは風になる
『わたしは風になる』(シングル)

ミュージシャン

このシングルに収録された楽曲の演奏には、福山雅治本人が深く関わっており、彼の多才な音楽性を感じることができます。

まとめ

「東京」は、福山雅治の音楽的な幅広さと、アーティストとしての深みを同時に示す作品です。ドラマ主題歌としてのタイアップから、オリンピック応援歌としての側面まで、様々な表情を見せる楽曲が収録されており、聴きごたえのある一枚となっています。

もう一度検索