東京かつしか赤十字母子医療センター

東京かつしか赤十字母子医療センター

東京かつしか赤十字母子医療センターは、東京都葛飾区新宿に位置する医療機関で、母子医療を中心として多様な診療を行っています。このセンターは日本赤十字社東京都支部が運営しており、特に新生児の治療に力を入れています。施設内には新生児集中治療室(NICU)や新生児回復治療室(GCU)があり、それぞれ約40床の設備を整えています。

沿革

センターの起源は1953年にさかのぼります。この年、葛飾区にて改装した木造建物を基に、葛飾赤十字産院として設立されました。初代院長には新田武雄が就任し、1983年まで務めました。その後、1958年には新たな鉄筋コンクリートの病院が建設され、「めがね型産院」と称されるユニークな形状により注目を集めました。

1983年には病院の全面改築が行われ、新生児に対する特定集中治療室が整備され、1997年には地域周産期母子医療センターに指定され、葛飾区や足立区における母子医療の重要な拠点となりました。2021年には名称を「東京かつしか赤十字母子医療センター」に変更し、新宿への移転を果たしました。

診療科

当センターでは以下の診療科を設けています：

• - 小児科
• - 産科
• - 婦人科

また、診療協働部門や看護部、栄養課も設置されており、各分野の専門家が協力して母子医療を支えています。

医療機関の指定

東京かつしか赤十字母子医療センターは、以下の医療機関として指定されています：

• - 保険医療機関
• - 生活保護法指定医療機関
• - 母体保護法に基づく医療機関
• - 地域周産期母子医療センター
• - 災害対策基本法指定機関

費用負担

こちらで出産を希望する場合、妊娠30週までに事前に15万円の前払金が必要です。初回の出産にかかる概算費用は約66万円となります。また、出産育児一時金の直接払い制度があり、入院費用についてはデビットカードやクレジットカードでの支払いも受け付けています。

近隣施設

センターの近くには以下の施設があります：

• - 葛飾区立図書館にいじゅく地区図書館（当センターの1階に位置）
• - 亀有警察署
• - 葛飾区立新宿中学校

交通アクセス

最寄り駅はJR金町駅と京成金町駅で、徒歩で約18分の位置にあります。また、都営バスや京成タウンバスが利用でき、亀有警察署前での下車後は徒歩1分程度でアクセス可能です。

まとめ

東京かつしか赤十字母子医療センターは、長い歴史を持ち、安全で質の高い母子医療を提供することを目指しています。地域のニーズに応える医療機関として、今後も一層の充実を図っていくことでしょう。

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