東京エレクトロン デバイス

東京エレクトロン デバイス株式会社について

東京エレクトロン デバイス株式会社は、東京エレクトロングループの一員として、半導体製品を主力とするエレクトロニクス製品の専門商社です。1986年に東京エレクトロンの電子部品部門が独立する形で設立され、現在は半導体製品の販売・技術サポートに加え、コンピュータシステム関連事業も展開しています。東京証券取引所プライム市場に上場しており、JPX日経インデックス400の構成銘柄にも選ばれています。

事業概要

同社は、半導体製品、電子部品、ソフトウェア、サービスなどの販売、およびプライベートブランド製品の製造・販売を主な事業としています。具体的には、以下のような製品・サービスを提供しています。

半導体及び電子デバイス:
半導体製品（IC、トランジスタなど）
ボード製品（VLSI、FPGAなど）
電子部品
ソフトウェア・サービス
プライベートブランド製品

コンピュータシステム:
ネットワーク関連製品
ストレージ関連製品
セキュリティ関連製品
保守・監視サービス

これらの製品・サービスを通じて、産業用エレクトロニクス分野における幅広い顧客ニーズに対応しています。

沿革

同社の歴史は、1965年に東京エレクトロンが電子部品の販売を開始したことに始まります。その後、1986年にテル管理サービス株式会社として設立され、1990年に現在の社名である東京エレクトロン デバイス株式会社に変更されました。2003年には東京証券取引所2部に上場、2010年には1部へ指定替えとなりました。

2000年代以降は、海外拠点の設立や事業拡大を積極的に進めています。

2004年: 上海に子会社を設立
2005年: 香港に子会社を設立
2006年: 東京エレクトロンからコンピュータ・ネットワーク事業を承継
2008年: シンガポールに子会社を設立
2013年: アメリカ・シリコンバレーに拠点を設立
2015年: タイに子会社を設立

また、M&Aや資本提携を通じて、事業領域の拡大や技術力の強化にも取り組んでいます。

自社ブランド「inrevium」

2004年6月には、自社ブランド「inrevium（インレビアム）」を立ち上げ、FPGAボードや各種モジュールなどの開発・販売を行っています。このブランドを通じて、顧客のニーズに合わせた柔軟なソリューションを提供しています。

国内外の拠点

同社は、日本国内に本社、支社、営業所、物流センターを構えるほか、アメリカ、アジア地域にもグループ会社を展開しています。

日本国内

本社：東京都渋谷区
支社・営業所：新宿、横浜、仙台、いわき、水戸、大宮、立川、松本、浜松、名古屋、大阪、福岡、伊万里
物流センター：横浜

グループ会社

日本：東京エレクトロン デバイス長崎株式会社、株式会社ファースト
アメリカ：TOKYO ELECTRON DEVICE AMERICA, INC.、Fidus Systems Inc.
* アジア：TOKYO ELECTRON DEVICE ASIA PACIFIC LIMITED、SHENZHEN REPRESENTATIVE OFFICE、SEOUL REPRESENTATIVE OFFICE、TAIPEI REPRESENTATIVE OFFICE、TOKYO ELECTRON DEVICE SINGAPORE PTE. LTD.、PHILIPPINES REPRESENTATIVE OFFICE、TOKYO ELECTRON DEVICE（SHANGHAI）LIMITED、DALIAN BRANCH、TOKYO ELECTRON DEVICE (THAILAND) LIMITED、Newtouch Electronics (Shanghai) Co.,Ltd.、Newtouch Electronics (Wuxi) Co.,Ltd.

社会貢献活動

同社は、レスキューロボットコンテストに協賛するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

まとめ

東京エレクトロン デバイス株式会社は、半導体製品を軸に幅広いエレクトロニクス製品・サービスを提供する企業です。国内外の拠点を活用し、グローバルな視点で事業を展開しています。常に変化する市場ニーズに対応しながら、技術力とソリューション力を強みとして、更なる成長を目指しています。

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