東京企画 (CMサービス)

株式会社東京企画について

株式会社東京企画（英: TOKYO KIKAKU CO.,Ltd.）は、東京都港区に本社を置く企業で、主にCMの好感度調査や情報分析を専門としています。広く知られているサービス名は「CM総合研究所」で、消費者の反応を研究し、マーケティング戦略に役立つデータを提供しています。なお、この企業は1962年から1967年まで存在した同名の映画製作会社とは全く関係がありません。

沿革

株式会社東京企画の設立は1976年にさかのぼります。この当初は東京都中央区銀座で、マーケティング企画や出版編集を主要な業務内容として事業をスタートしました。1984年には、CM総合研究所とCM DATABANKを設立し、CMの分析と調査を本格的に開始しました。特に1987年からは月例「CM好感度調査」に取り組み、多くの企業に向けた信頼性の高いデータを提供するようになりました。

さらに、1994年には現在の港区芝に社屋を移転し、1996年には「番組内CM好感度調査」を開始し、CS放送でのCM専門番組「CM INDEX」の放送も始めました。2001年には東京キー5局のテレビCMオンエア履歴をデータベース化し、サービスを展開しました。

その後、2004年に消費者のテレビ視聴実態を調査する「生活時間調査」を開始し、2010年からはウェブによる調査結果やデータ配信サービスを本格的に行うようになります。2011年には「生活時間調査に基づくテレビCMの効果測定方法および装置」として特許を取得し、企業のニーズに応えるためのデータ分析手法の革新を図りました。

さらに、2015年には本社を現住所に移転し、事業名を「CM総合研究所」に統一。これに伴い、コーポレートロゴも新たに変更しました。2016年にはAIを活用したCM好感度予測の研究を始め、在阪キー5局のCMオフエア履歴もデータベース化しました。2019年にはCM好感度予測システム「Mnavi」と「Tnavi」のサービスを提供開始し、テレビCMの効果的な運用に向けた新たなツールを開発しています。

事業内容

現在の東京企画の主な事業には、CM好感度調査の実施やCM効果と消費者の反応に関する研究分析が含まれています。また、各種データや分析結果に基づく情報提供やコンサルティングも行っており、特に関東・関西エリアやBSデジタル放送におけるテレビCMのデータベースを構築しています。

さらに、SNSデータとテレビCMとの相関分析、各種セミナーやワークショップの実施、毎年の「BRAND OF THE YEAR」の発表、記念セレモニーの運営、専門誌『CM INDEX』の発行にも力を入れています。また、CM専門テレビ番組『CM INDEX』の制作も手がけるなど、広範囲にわたるビジネス展開を行っています。これらの取り組みを通じて、学術機関や研究団体への情報提供や共同研究にも注力しています。

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