東京女子医科大学看護短期大学

東京女子医科大学看護短期大学について

東京女子医科大学看護短期大学（略称：看短）は、東京都新宿区に本部を置いていた私立短期大学です。1969年に看護学科1学科で開学し、2001年に廃止されました。設置者は学校法人東京女子医科大学です。

概要

この短期大学は、看護教育に特化した教育機関として、多くの看護師を育成しました。開学当初は入学定員50名でしたが、1987年には100名に増員。1975年には専攻科（助産婦課程）が設置されました。最終的には、看護学科と専攻科のみの構成となりました。

沿革

この短期大学の歴史は、1930年に東京女医学校産婆看護婦養成所が創設されたことに始まります。その後、時代の変化とともに、看護学院（乙看）、准看護学院、高等看護学校を経て、1969年に短期大学として認可されました。

1930年：東京女医学校産婆看護婦養成所が創設
1948年：産婆看護婦養成所が廃止
1950年：看護学院（乙看）を設置
1953年：看護学院（乙看）を廃止、准看護学院を設置
1965年：高等看護学校を設置
1969年2月8日：文部省より短期大学の設置認可
1969年4月1日：東京女子医科大学看護短期大学が開学（看護学科、入学定員50名）
1975年4月1日：専攻科看護専攻（助産婦課程）を設置
1987年4月1日：看護学科の入学定員を50名から100名に増員
1997年4月1日：学生募集を終了
2001年10月30日：正式に廃止

教育および研究

看護教育に特化しており、看護師と助産師の育成に力を入れていました。

学科：看護学科（入学定員100名）
* 専攻科：看護専攻（入学定員15名）

短期大学の研究活動は、『東京女子医科大学看護短期大学研究紀要』などにまとめられています。

学生生活

学生たちは、テニス、バレーボール、合気道などの体育系クラブや、絵画、手話、看護研究などの文化系クラブで活動していました。

大学関係者と組織

同窓会組織として「至誠会」があります。教職員には、薄井坦子氏が、出身者には樋口まち子氏がいます。

施設

キャンパスには、看護短期大学独自の校舎がありました。

対外関係

系列校として東京女子医科大学があります。

卒業後の進路

多くの卒業生が、東京女子医科大学病院をはじめとする医大病院や有名病院に就職しました。また、看護学科の卒業生は、専攻科や他の看護系大学、養護教諭養成機関などへ進学する道も開かれていました。

まとめ

東京女子医科大学看護短期大学は、看護教育に特化した短期大学として、多くの看護師や助産師を育成し、医療現場に貢献しました。2001年に廃止されましたが、その教育理念と実績は、卒業生を通じて今も受け継がれています。

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