東京都労働組合連合会

東京都労働組合連合会（都労連）

東京都労働組合連合会、通称都労連は、1946年に設立された日本の労働組合で、東京都庁舎内に拠点を置いています。これは、東京都内の主要な労働組織の一つとなり、各種職業の労働者が一堂に会しています。2015年7月時点で、組合員は36,143人に達し、その数は東京都の労働運動を代表する存在に成長しています。

組織の歴史

都労連は1946年に設立され、その後1950年には日本労働組合総評議会（総評）に加盟しました。1980年代には労働戦線の再編が進み、連合に加盟する組合や全労連に加盟する組合の双方が存在する中で、都庁職員が中立を保ちながら活動するという状況が見られました。しかしながら、都労連自体は全労協に加盟し、連合や全労連のいずれにも属さない立場を貫いてきました。これにより、都労連は独自の方針と価値観の下で東京都での労働条件改善に努めてきました。

構成組織

都労連は多数の組合で構成され、以下の組織が主要なメンバーです：

1. 東京都庁職員労働組合（都庁職）

東京都庁の職員を対象とした組合であり、自治体再編に伴って生じた自治労の支部も含まれています。

2. 東京都教職員組合（都教組）

この組合は、東京都内の小中学校の教員や事務職員から構成され、養護学校の教職員を支える東京都障害児学校教職員組合（都障教組）もその下部組織として存在します。

3. 東京交通労働組合（東交）

東京都交通局に勤務する職員を組織する労働組合です。

4. 全水道東京水道労働組合（全水道東水労）

東京都水道局及び下水道局の職員から成る組合で、水道業務に従事する人々の権利を守るための団体です。

5. 東京都高等学校教職員組合（都高教）

東京の高校で働く教職員を組織する組合で、こちらも事務職員向けの東京都公立学校事務職員組合（都高職組）を持っています。

6. 公立大学法人首都大学東京労働組合（首都大学東京労組）

東京都に位置する公立大学の教職員から構成される組合で、こちらはオブザーバーとして活動しています。

歴史的な意義

都労連は、長年にわたり東京都の職員の権利を守る重要な役割を果たしてきました。特に、東京都知事と職員との間の給与改定の交渉に代表として関与し、労働者の声を行政に届ける手段としても機能しています。労働環境の改善を図るために、様々な方策を講じつつ、組合員のニーズを反映させることに力を入れています。

今後も、都労連は組合員の権利を擁護し、労働条件の向上に向けて努力していくことが期待されています。

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