東京都水産試験場

東京都水産試験場について

東京都水産試験場は、東京都における水産業の発展を支えるための専門的な試験研究機関です。2005年4月に、東京都農業試験場や畜産試験場の島しょ部門と統合され、東京都島しょ農林水産総合センターとして新たにスタートを切りました。それ以前の1997年までは、葛飾区水元に所在していましたが、その後港区海岸に移転しました。

主な任務

この水産試験場は、主に水産資源の調査や栽培漁業に関する研究を行っています。特に、伊豆や小笠原地域における海域及び東京都内の内水面での水産資源に関する幅広い調査を進め、必要な情報を集めています。調査を支えるために、試験場は4隻の調査船を運用し、それぞれ異なる地域の水産資源に関するデータを収集しています。

組織構成

東京都水産試験場は、さまざまな部門から成り立っています。2005年3月までは、以下のような構成がありました。

• - 庶務課: 事務及び経理関連の業務を担当。
• - 資源管理部: 水産分野に特化した試験研究を実施。
• - 大島分場: 伊豆諸島北部および伊豆・小笠原諸島を対象とした水産研究を行う。
• - 八丈分場: 伊豆諸島南部の水産研究を担当。
• - 小笠原水産センター: 小笠原諸島内の水産研究を実施。
• - 奥多摩分場: 内水面における種苗生産やその配布、試験研究を行っている。

これらの分場は、都内の水産業振興を目的に様々な研究を行い、近年では2004年に一部の部門が東京都農林水産振興財団に移管されました。

調査船

試験場が運用する調査船は、その業務に不可欠な存在です。以下の調査船が各地域の調査を担当しています。

• - やしお (大島事業所): 伊豆諸島北部の海域を担当。
• - たくなん (八丈事業所): 南部海域における調査を担う。
• - 興洋 (小笠原水産センター): 小笠原海域、特に沖ノ鳥島を含む調査を実施。
• - みやこ (大島事業所): 南鳥島および沖ノ鳥島を含む広域海域を調査。

これらの船舶を通じて、より詳細な水産資源の評価が行われ、地域の水産業に役立てられています。

関連機関

東京都水産試験場は、以下の関連機関と連携しながら活動しています。

• - 東京都農林総合研究センター
• - 東京都農林水産振興財団
• - 東京都産業労働局
• - 小笠原支庁

これにより、東京都全体の水産業の発展を支えるゆるやかなネットワークが形成されています。

外部リンク

訪問者は、さらに詳細な情報を得るために以下のリンクを参照できます。

• - 東京都島しょ農林水産総合センター
• - 東京都農林総合研究センター
• - 財団法人東京都農林水産振興財団
• - 東京都産業労働局農林水産部
• - 東京都小笠原支庁

このように、東京都水産試験場は地域の水産業の調査研究を行い、その振興に貢献している重要な機関です。

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