東京都立短期大学

東京都立短期大学

東京都立短期大学は、1996年から2008年まで東京都昭島市に本部を置いていた公立短期大学です。ここでは、その沿革、特徴、学科構成、キャンパスについて解説します。

概要

東京都立短期大学は、東京都立立川短期大学と東京都立商科短期大学の統合・再編によって1996年に設置されました。設置主体は東京都であり、後に公立大学法人首都大学東京へと移管されました。

昭島と晴海の2つのキャンパスに、人文・社会・生活科学系の5学科と夜間部1学科、さらに専攻科2専攻を擁し、短大としては有数の規模を誇る昼夜開講制の総合短期大学として、入学総定員500名体制をとっていました。しかし、2004年度の入学生を最後に、2008年に短期大学としての使命を終えました。

沿革

1950年: 東京都立立川短期大学が開学。
1954年: 東京都立商科短期大学が開学。
1995年12月22日: 文部省により短期大学の再編が認可。
1996年4月1日: 東京都立立川短期大学が東京都立商科短期大学を吸収し、東京都立短期大学として再編。
2001年: 東京都大学改革基本方針及び東京都大学改革大綱が発表され、都立4大学（東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学）の再編・統合が決定。
2003年4月1日: 経営情報学科二部・経営システム学科の学生募集をこの年度で最終とする。
2004年4月1日: 文化国際学科・経営情報学科一部・都市生活学科・健康栄養学科、専攻科都市生活学専攻・健康栄養学専攻の学生募集をこの年度で最終とする。
2008年1月25日: 正式に廃止。

学科構成

東京都立短期大学には、以下の学科が設置されていました。

文化国際学科（昼間2年制、入学定員100名）
経営情報学科
一部（昼間2年制、入学定員140名）
二部（夜間3年制、入学定員80名）
経営システム学科（夜間3年制、入学定員100名）
都市生活学科（昼間2年制、入学定員40名）
健康栄養学科（昼間2年制、入学定員40名）

また、専攻科として以下の専攻が設置されていました。

都市生活学専攻（昼間1年制、入学定員5名）
健康栄養学専攻（昼間1年制、入学定員5名）

キャンパス

東京都立短期大学には、以下の2つのキャンパスがありました。

昭島キャンパス: 東京都昭島市東町3－6－33
文化国際学科、経営情報学科一部・経営情報学科二部、都市生活学科、健康栄養学科、専攻科都市生活学専攻、健康栄養学専攻
晴海キャンパス: 東京都中央区晴海1－2－2
経営システム学科

取得可能な資格

健康栄養学科では、栄養士の資格を取得することができました。

大学関係者

学長: 西澤潤一（2005年4月1日 - ）
* 図書館長: 野口肇（2000年4月1日 - 2002年3月31日）

まとめ

東京都立短期大学は、短期間ながらも東京都の高等教育機関として、地域社会に貢献しました。その歴史は、首都大学東京へと引き継がれています。

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