東京都第10区 (中選挙区)

東京都第10区紹介

東京都第10区は、1967年に設置された衆議院の選挙区であり、1993年に廃止されました。この選挙区は、設立当初は東京都第6区から分割されて創設され、その区域には主に足立区、葛飾区、江戸川区が含まれていました。最初の定数は4名でありましたが、その後の公職選挙法の改正に伴い、定数は5名に増加しました。

選挙区の変遷

1975年の公職選挙法改正により、東京都第10区は小選挙区制の導入を受けて分割され、12区、13区、16区、17区が設置されました。現在の東京都には13区、14区、16区、17区、29区が存在し、当初の第10区はこれらの新しい選挙区の要素となっています。

選挙結果の概観

東京都第10区での選挙結果は、長年にわたってさまざまな変動を見せてきました。1993年の衆議院選挙では、解散日は6月18日、投票日は7月18日で、有権者数は1,288,755人、最終投票率は55.08%という結果でした。これは前回の選挙に比べて6.66ポイントの減少を示しています。

1986年の選挙では、解散日が6月2日、投票日が7月6日でした。当日有権者数は1,131,685人で、最終投票率は60.27%、前回比で3.46ポイントの増加を記録しました。

1980年の選挙は特に高い投票率を誇り、解散日が5月19日、投票日が6月22日で、当日有権者数は1,059,381人、最終投票率は67.77%でした。この年の投票率は前回比で17.24ポイントの大幅な増加を示しています。

一方で1979年の選挙では、有権者数は1,051,492人で、投票率は50.53%と前回比で13.48ポイントの減少が見られました。このように、東京都第10区の選挙では、時期によって投票率に大きな変動が見受けられました。

結論

東京都第10区は、東京都内の主要地域を代表する選挙区であり、設立以来多くの選挙が行われてきました。選挙結果はそれぞれの時期で異なる傾向を示し、東京都民の意識の変化や政治状況を反映しています。1993年の廃止に伴い、この区は歴史の一部として記憶されることとなりました。

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