東京都第16区

東京都第16区の概要

東京都第16区（とうきょうとだい16く）は、日本の衆議院議員総選挙の選挙区の一つであり、1994年に施行された公職選挙法改正により設置されました。この区は、東京都江戸川区の一部を含みますが、区域は時期によって変更がありました。

現在の区域について

2022年（令和4年）の公職選挙法改正に基づく現在の区域は以下のようになります。江戸川区の一部が除外され、14区に移行した区域もあります。

• - 江戸川区:

- 中央1～3丁目
- 松江1～7丁目
- 大杉1～5丁目
- 西一之江1～4丁目
- 春江町4丁目
- 一之江1～8丁目
- 西瑞江4丁目
- 江戸川4丁目
- 松本1・2丁目

過去の選挙区の変遷

区割りは歴史的に何度か変更されており、特に2013年から2022年までの区域は次のようになっていました:

• - 江戸川区:

- 中央1～4丁目
- 松島1～4丁目
- 松江1～7丁目
- 東小松川1～4丁目
- 西小松川町
- 大杉1～5丁目
- 西一之江1～4丁目
- 春江町4丁目
- 一之江1～8丁目
- 西瑞江4丁目
- 江戸川4丁目
- 松本1・2丁目

15区の影響も受けた以前の区域では、江戸川区のすべての地域が含まれましたが、2017年の改正によって逐次変更が加わりました。

選挙の歴史

この選挙区で初めて行われた小選挙区制の1996年には、自民党の島村宜伸が当選しました。その後の2000年には、宇田川芳雄が無所属で立候補し、島村をわずか3000票差で破り議席を奪いました。この選挙は、自民党系の陣営が分裂していたため注目されました。

島村は2003年と2005年に再び当選し、その後も選挙を通じて数回改選を経験します。特に民主党の候補が転入してきた際、新進党公認で立候補した中津川博郷は2000年及び2003年に比例復活当選を果たしました。

2009年には初鹿明博が民主党として立候補し、島村を破る結果となりましたが、その後の選挙では大西英男に敗れたこともあり、さらに立憲民主党に移籍した初鹿はその後議員辞職しています。

特に注目されるのは2014年の選挙で、当時の大西が凄まじい勢いで当選を果たし、次回の2021年選挙でも圧勝を収めました。このように、東京都第16区の選挙は、政治的な変動や候補者の移籍、比例代表制の影響を強く受け続けています。

最新の選挙情報

2021年の総選挙では、第1次岸田内閣のもとで行われ、解散日は10月14日、公示日は10月19日でした。この時の有権者数は46万5115人で、最終的な投票率は51.58%と、前回に比べて4.09%の減少が見られました。また、この選挙では全国平均の投票率が55.93%でした。これらのデータは、選挙区の政治状況を端的に示しています。

結論

東京都第16区は、地域特有の歴史と政治的な活動が織りなすダイナミックな選挙区です。政治の行方を見守る上で非常に興味深いエリアです。

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