東京都道新宿副都心十一号線

東京都道新宿副都心十一号線

東京都道新宿副都心11号線は、東京都新宿区に位置する特例都道であり、通称「都庁通り」として親しまれています。西新宿の副都心を南北に縦断し、都庁の主要な庁舎群の東側を通過する、全長504mの道路です。整理コードは3511で、地域における重要な道路網の一部を形成しています。

概要

この道路は、西新宿副都心の中心部を南北に貫通しており、都庁第一本庁舎と第二本庁舎の間に位置しています。その短い距離ながらも、周辺の主要施設へのアクセスを担い、都市機能の円滑な運営に貢献しています。

路線データ

起点: 東京都新宿区西新宿二丁目（都庁南交差点）
終点: 東京都新宿区西新宿二丁目（都庁北交差点）
路線延長: 504m
通過する自治体: 東京都新宿区

この路線は、新宿区の西新宿二丁目に限定されており、他の自治体を通過することはありません。

歴史

この道路は、淀橋浄水場の廃止に伴う西新宿地区の再開発の一環として建設されました。以下に、その主な歴史をまとめます。

1960年6月15日: 東京都市計画道路事業の新宿副都心街路第十一号線として事業が開始されました。
1965年3月31日: 淀橋浄水場が正式に廃止されました。
1987年8月10日: 新宿副都心街路として、「日本の道100選」に選出され、その景観的な価値も評価されました。

交差する道路

この道路は、以下の主要な都道と交差しています。

東京都道新宿副都心二号線（南通り）：都庁南交差点（起点）
東京都道新宿副都心三号線（ふれあい通り）：立体交差
東京都道新宿副都心四号線（中央通り）：立体交差
東京都道新宿副都心五号線（北通り）：都庁北交差点（終点）

これらの交差点は、周辺地域へのアクセスを向上させ、交通の流れをスムーズにする上で重要な役割を果たしています。

沿道の施設

この道路沿いには、多くの重要な施設が立地しています。以下に、主な施設を南から北へ順に紹介します。

南側

新宿ワシントンホテル
新宿NSビル
都庁第二庁舎

中央部

都議会議事堂
都庁第一庁舎

北側

新宿住友ビル
ハイアットリージェンシー東京
新宿第一生命ビル
ヒルトン東京

これらの施設は、ビジネス、宿泊、行政サービスなど、多様な都市機能を提供しており、この道路の重要性をさらに高めています。

関連施設

ワンデーストリート: 道路の南端付近の地下を通る歩道で、歩行者の移動をサポートしています。
都庁前駅: 中央通りの地下に位置する駅で、公共交通機関の利用を促進しています。
バス停留所: 都庁本庁舎前やハイアットリージェンシー東京前にバス停留所があり、公共交通機関の利便性を高めています。

関連道路

東京都道新宿副都心11号線は、以下の関連道路と密接な関係があります。

東京都道新宿副都心八号線
東京都道新宿副都心九号線（東通り）
東京都道新宿副都心十号線（議事堂通り）
東京都道新宿副都心十二号線（公園通り）
東京都道新宿副都心十三号線（十二社通り）

これらの道路網が連携することで、西新宿副都心全体の交通アクセスが向上しています。

まとめ

東京都道新宿副都心11号線は、短いながらも西新宿副都心の重要な一部を担う道路です。都庁をはじめとする多くの主要施設にアクセスを提供し、地域経済の発展と人々の生活を支える上で、欠かせない存在となっています。

脚注

参考文献

財団法人新宿副都心建設公社『財団法人新宿副都心建設公社事業史』1968年, 22ページ

関連項目

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