東京都道176号楢原あきる野線

概要

東京都道176号楢原あきる野線は、八王子市楢原町を起点とし、あきる野市野辺に至る全長約3.6kmの一般都道です。この道路は、高尾街道（東京都道46号八王子あきる野線）や睦橋通り（東京都道7号杉並あきる野線）といった主要な道路と重複する区間を持ち、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

ルートの特徴

この道路は、八王子市内の秋川街道から分岐し、高尾街道に合流する区間から始まります。その後、新滝山街道との交差点を経て、かつて「七曲り」と呼ばれた難所であった山岳区間へと続きます。この区間は、急カーブや勾配が連続していましたが、2003年の改修工事により、新道と橋梁が建設され、大幅に走行しやすくなりました。

山岳区間を越えると、あきる野市に入り、睦橋通りと合流します。さらに進むと、JR五日市線をアンダーパスでくぐり、五日市街道との交差点で終点となります。終点から先はあきる野市道となり、永田橋通りへと繋がっています。

主な重複区間

東京都道46号八王子あきる野線（高尾街道）: 八王子市楢原町佐貫交差点から戸吹町交差点まで
東京都道186号高月楢原線: 八王子市楢原町から犬目町犬目交番前交差点まで
東京都道7号杉並あきる野線（睦橋通り）: あきる野市雨間雨間交差点から野辺まで

橋梁

明治橋: 川口川に架かる橋（八王子市内）
南雨間橋: 七曲峠のカーブを解消するために架けられた橋（あきる野市内）
東秋留橋: 秋川に架かる橋。1939年架設、2007年に下流側に新橋が架設されルートが変更（あきる野市内）

沿道状況

八王子市内では、秋川街道から分岐し、高尾街道へ合流する区間が特徴的です。また、新滝山街道との交差点から滝山街道へと接続する区間は、交通量が多いため混雑しやすい傾向にあります。山岳区間を過ぎると、あきる野市に入り、睦橋通りと合流して住宅地を通過します。

道路状況

この道路は、一部区間で重複する路線を除き、片側1車線の道路で構成されています。山岳区間にはカーブや勾配が存在しますが、改修工事により走行は比較的容易になっています。また、あきる野市内にはアンダーパスも存在し、交通の円滑化に貢献しています。

接続する主な道路

東京都道32号八王子五日市線（秋川街道）
東京都道46号八王子あきる野線（高尾街道）
東京都道186号高月楢原線
東京都道46号八王子あきる野線支線・東京都道169号淵上日野線（新滝山街道）
国道411号・東京都道46号八王子あきる野線（滝山街道）
東京都道7号杉並あきる野線（睦橋通り）
* 東京都道168号東秋留停車場線

特記事項

この路線には、整理コード3601の特例都道「一七六号線」という名前が似た別の道路が存在しますが、千代田区内を通る全く異なる路線です。また、七曲峠はかつての難所でしたが、現在は新道建設により大幅に改善されています。

この道路は、地域住民にとって重要な交通インフラとして、日常生活や経済活動を支えています。沿線には、住宅地や商業施設、自然豊かな場所が点在し、様々な景色を楽しむことができます。

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