東京23FC

東京23FCについて

概要

東京23FC（とうきょうにじゅうさんエフシー）は、東京都江戸川区を本拠地とするサッカークラブで、Jリーグへの加盟を目指しています。2020年時点で、東京都内のJリーグクラブはFC東京、東京ヴェルディ1969、FC町田ゼルビアの3チームだけであり、特に都心23特別区を本拠地とするクラブは存在しません。これにより、東京23FCはこの地域を代表する強いサッカークラブになることを目指しています。クラブスローガンは「TOKYO PRIDE（都民の誇りとなれ）」です。ホームスタジアムとしては江戸川区陸上競技場や大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森第二球技場が主に使用されるものの、他の地域での試合も多く行われています。

歴史

東京23FCは2003年に創設され、当初は「佐川東京23SC」という名称でしたが、佐川急便との関係がないことから名称を改めました。2005年には東京都社会人サッカーリーグ2部で優勝し、翌年には1部リーグに昇格しました。その後、苦戦を強いられていますが、2010年には運営体制を一新し、「東京23フットボールクラブ」として再スタートを切りました。

過去の成績

2011年にはFC刈谷元監督のアマラオを新監督として迎え、東京都1部リーグで無敗優勝を達成しました。この年には全国社会人サッカー選手権大会でも優勝し、全国地域サッカーリーグ決勝大会への出場権も獲得しています。しかし次の年に進出した決勝大会では早々に敗退してしまいました。

2012年に入ると、米山篤志が監督に就任し、指揮のもとで東京都社会人サッカーチャンピオンシップでの初優勝を経験。ところが、天皇杯出場は叶わず、リーグ戦でも業績を残すことに苦しみました。2014年以降は監督が何度も変わる中でも、関東リーグ1部で2位の成績を収めるなど、着実に成長しています。

2016年には再度の地域セントラルリーグ出場権を獲得し、地域リーグ決勝大会にも挑戦しました。さらに、2021年にはJリーグ百年構想クラブに申請し、その翌年に認定を受けています。

ユニフォーム

東京23FCのクラブカラーは白と赤で、ユニフォームサプライヤーはこれまで複数回変更されてきました。特に2010年にはアディダス、2011年から2014年までプーマ、2015年から2017年まではマイターといったブランドが採用されており、現在はジョガボーラが担当しています。

下部組織

東京23FCは複数の下部組織も持っており、セカンドチームの「東京23FC江戸川」や、大学との協力で設立された「東京23TSR.FC」などがあります。これにより、若手選手の育成にも力を入れています。

今後の展望

2023年のリーグ戦では苦しみながらも1部に残留した東京23FCは、次シーズンに向けての準備を進めていく方針を示しました。関東サッカーリーグやJリーガーへの道を目指し、一丸となって成長を遂げるクラブとして期待されています。

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