東京24時間鬼ごっこ

東京24時間鬼ごっこ

東京24時間鬼ごっこ（とうきょう24じかんおにごっこ）は、1987年および1988年にフジテレビで放送されたユニークな企画のバラエティ番組です。この番組は、視聴者が参加する形式で、東京23区を24時間に渡って逃げ回るという内容で展開されました。

概要

1987年版は「ホイチョイスペシャル 大東京24時間オニごっこ」というタイトルで放送され、自社制作によるものでした。その後の1988年版では、IVSテレビとの共同制作となり、「首都大捜索！24時間 大脱走グランプリ」と改名されました。視聴者チームが逃亡者として参加し、捕まった場合には豪華賞品が用意されているというルールが特徴です。

ルールの詳細

この番組では、3つの視聴者チームが東京23区内を逃亡し、彼らを追跡する役割を担う鬼が待ち構えています。この逃亡者役の鬼は軍服を着用し、時間差で追跡を開始します。逃げるチームは公共交通機関や自転車を用いて逃げることができますが、決して立入禁止区域へ入ってはならない、そして交通法規を遵守しなければなりません。ただし、逃げる際には一度だけ使える「ワープチケット」を手に入れることで公共交通機関を利用できる特権も持つことができました。

逃げるチームは、1時間ごとに総司令部に電話をかけて自身の現在地を報告する必要があり、これによって彼らの逃走の様子が視聴者に伝わります。一方、鬼も交通法規を厳守しながら追跡を行い、最後の捕獲に向けた戦いが繰り広げられました。

出演者と制作

番組の司会は渡辺徹が務め、1987年版ではナレーションを小川真司が担当、1988年版は大森章督がその役割を果たしました。制作陣には小牧次郎や石原隆が企画に関わり、ホイチョイプロダクションが企画協力として参加していました。また、フジテレビとIVSテレビの両者が制作を担当し、様々なスタッフが演出やディレクションを行いました。

エピソードと結果

1987年版は、同年公開の映画「私をスキーに連れてって」と連動したタイアップ企画となり、豪華賞品がプレゼントされました。結果としては、逃げるチームは一時的には逃げ切るものの、午前零時前には全てのチームが捕まる事態となりました。

1988年版では、前年に解散したシブがき隊が参加し、逃亡を続けましたが、午前1時前には全チームが捕まるという結果になりました。最後に次回も行うかのような予告がありましたが、予算の都合もあったのか、次は放送されることなく終了してしまいました。

関連番組

この歌い手の大会は、他にも「紳助の人間マンダラ」や、「run for money 逃走中」といった類似の内容を持つ番組が存在しています。これらもまた、視聴者が参加する形での興奮を提供するもので、多くのファンに支持されています。

芸人や俳優が集まり、視聴者が一体となって楽しむこのような企画は、バラエティ番組の新たな可能性を示すものとして、今なお記憶に残る特別な番組でした。

もう一度検索