東京VICTORY (テレビ番組)

東京VICTORY：スポーツの感動を届けたトークバラエティ

『東京VICTORY』は、2019年7月6日から2021年9月25日まで、TBS系列で毎週土曜日の朝に放送されていたスポーツ情報番組です。「グッドモーニング、グッドアスリート」をキャッチコピーに、2020年東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げるべく、様々な企画が展開されました。

番組概要

この番組の最大の特徴は、トップアスリートをゲストに招き、その競技人生やオリンピック・パラリンピックへの熱い想いを語り合うトークセッションです。さらに、未来のオリンピアン・パラリンピアンを目指す少年少女たちをスタジオに招き、アスリートとの交流を通じて夢を育む場を提供していました。

歴代のオリンピアン・パラリンピアンも「レジェンドアスリート」として登場し、現役選手との世代を超えたトークは、スポーツファンにとって貴重な時間となりました。番組では、オリンピック・パラリンピックの選手選考状況や準備状況などの最新情報も紹介され、大会への期待感を高めました。

新型コロナ禍での対応

2020年4月下旬から8月にかけては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、スタジオ収録の形式を変更。特定選手や少年少女らを招く代わりに、専門家を招いて特定の種目の歴史や道具、競技の魅力を深く掘り下げるスタイルを取りました。感染状況が落ち着いた9月以降は、選手のゲスト出演を再開。少年少女たちはVTR出演で、その週に取り上げる競技に関連したメッセージを送るコーナー「未来にはばたけ！VICTORY KIDS」が設けられました。

テーマ曲と特別番組

番組のテーマ曲には、サザンオールスターズの「東京VICTORY」が起用され、番組を大いに盛り上げました。また、2020年1月には、桑田佳祐によって制作されたオリンピック民放共同テーマソング「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」も並行して使用されました。

レギュラー番組化に先駆け、2018年3月3日には『東京ビクトリー〜奇跡が導いた東京五輪1964〜』と題した単発番組が放送されました。この番組では、1964年東京オリンピックをテーマに、閉会式を手掛けた松沢一鶴と、国立霞ヶ丘競技場陸上競技場のアンツーカーを作った奥庚子彦にスポットを当て、歴史的な大会を支えた人々の功績を振り返りました。

放送回数と番組の終焉

2021年6月26日には放送100回を達成し、多くの視聴者に愛された『東京VICTORY』。2020年東京オリンピック・パラリンピック終了後の2021年9月25日、通算放送回数113回をもって2年3ヶ月の歴史に幕を閉じました。後番組として、翌週からは『まるっと!サタデー』が30分拡大して放送されています。

出演者

番組の総合司会は、TBSアナウンサーの安住紳一郎と山形純菜が務めました。安住紳一郎は、同局の2020年東京オリンピックの総合司会も担当。山形純菜は、2021年4月3日から『まるっと!サタデー』でもMCを担当しており、2番組連続で出演していました。

『東京VICTORY』は、スポーツの感動や魅力を様々な角度から伝え、東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げる上で大きな役割を果たしました。番組は終了しましたが、その熱い想いは視聴者の心に深く刻まれています。

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