東俊介

東俊介のプロフィール

東俊介（あずま しゅんすけ、1975年9月16日生まれ）は、石川県金沢市出身の元ハンドボール選手であり、元日本代表キャプテンです。彼のハンドボールキャリアは多岐にわたり、選手としての成功とその後のスポーツ界での活躍を両立させています。

経歴

彼のハンドボールの旅は中学1年から始まりました。金沢市立工業高校では、2年生の時に国民体育大会、3年生の時にはインターハイや国体といった大会に出場しました。残念ながら、全ての大会で1回戦での敗退となりましたが、彼の身長と潜在能力が注目され、U-18日本代表に選出されます。これにより、彼は韓国遠征を経験し、国際武道大学に進学しました。

大学では1年生から試合に出場し、U-20日本代表としても世界ジュニア選手権のアジア予選に参加し、5位入賞を果たしました。2年生では、東日本学生選手権で準優勝、全日本学生選手権でベスト8に入り、大学の歴史に名を刻みました。そして大学卒業後、彼は大崎オーソルに入団しました。

プロ選手としての活躍

大崎オーソルに入団してからの最初の3年間は、チームが低迷した時期でもありました。それでも、彼の仲間たち、岩本真典や中川善雄らとの出会いにより、チームは強豪となっていきます。2004年から2009年にかけて、大崎オーソルとして9度の日本一に貢献し、自身も日本代表として多くの国際大会に出場しました。

特に、アテネオリンピックのアジア予選や世界選手権のアジア予選などでは、常にチームを引っ張る存在としてキャプテンを務めました。しかし、彼は2009年3月に現役を引退しました。

引退後の経歴

引退後は早稲田大学大学院にてスポーツマネジメントを学び、修士号を取得しました。修士論文は大崎オーソルのチームマネジメントをテーマにし、優秀論文賞も受賞しました。2012年4月からは、日本ハンドボールリーグ機構での役職に就くとともに、2013年にはマーケティング部の初代部長として新設に尽力しました。

2023年4月には、北國銀行ハニービーの監督として新たな役割を担っています。ハンドボール界での豊富な経験を活かし、若手選手の育成とチームの強化を目指しています。

資格と業績

東俊介は、(財)日本体育協会公認スポーツ指導者（ハンドボールコーチ）や教育職員免許状、さらにスポーツ科学修士の資格を持っています。これまでの彼の競技歴には、数々のタイトルが含まれており、特に2003年のJAPAN CUP優勝や、2004年の世界選手権アジア予選準優勝などが挙げられます。また、大崎オーソル時代には、日本ハンドボールリーグおよび全日本実業団選手権でも多くのタイトルを獲得しました。

社会的貢献

国際武道大学出身でありながら日本代表選手として活躍した彼は、地域貢献や若い世代への教育にも積極的です。2010年には石川県の観光特使として地域の魅力を発信し、日本ハンドボール協会の様々な役職でも力を注いでいます。

まとめ

東俊介は、現役引退後もスポーツ界における多彩な活動を通じて、ハンドボールの普及や発展に貢献し続けています。彼の経験と知識は、今後のハンドボール界にも大いに資することでしょう。

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