東倉郡

東倉郡（トンチャンぐん）

東倉郡は、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の平安北道に位置する郡です。平安北道東部の山岳地帯に位置し、慈江道と接しています。

地理

東倉郡は、平安北道の東部に位置し、山岳地帯が広がっています。慈江道に隣接しており、自然豊かな地域です。

隣接する行政区は以下の通りです。

北：碧潼郡、雩時郡（慈江道）
東：松源郡（慈江道）、雲山郡
南：泰川郡
西：大館郡、昌城郡

行政区域

東倉郡は、1邑、1労働者区、16里を管轄しています。

歴史

東倉郡は、北朝鮮建国後の行政区画再編によって新設された郡です。1952年12月、従来の昌城郡の南東部に位置していた東倉面、大倉面、青山面の一部が分割され、東倉郡が新設されました。

年表

1952年12月：郡面里統廃合により、平安北道昌城郡東倉面・大倉面・青山面および新倉面の一部地域をもって、東倉郡を設置。東倉郡に以下の邑・里が成立（1邑18里）。
東倉邑、新安里、和豊里、小楡里、梨川里、頭龍里、大洞里、倉巌里、鶴城里、鳳龍里、九龍里、高直里、鶴松里、龍頭里、陽地里、龍田里、鶴峯里、栗谷里、青龍里
1953年
東倉邑が大楡里に降格
小楡里が東倉邑に昇格
和豊里の一部が昌城郡鉛豊里・檜徳里に分割編入
1953年末：大楡里が大楡労働者区に昇格（1邑1労働者区17里）
1954年：碧潼郡会上里を編入（1邑1労働者区18里）
1958年6月：陽地里・龍田里が泰川郡に編入（1邑1労働者区16里）
1991年：鶴城里が城坪里に改称（1邑1労働者区16里）

経済

大楡洞鉱山は、1896年にフランス人によって採掘が開始された鉱山で、現在は金や銀などを産出しています。郡の中心である東倉邑は、大楡労働者区に隣接しています。

東倉郡は、山岳地帯に位置する自然豊かな地域であり、鉱山資源も有しています。

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