東元電機(TECO Electric and Machinery)
東元電機は、
台湾に本社を置く総合
電機メーカーです。そのルーツは電動モーター製造工場にあり、創業以来、重電分野を中心に事業を展開してきました。その後、
家電製品の製造にも進出し、現在では幅広い製品ラインナップを誇っています。かつては「
台湾の
東芝」とも称され、
台湾経済の発展に大きく貢献してきました。
沿革
1956年、東元電機は
台湾の台北県三重市で、電動モーター製作所として産声を上げました。これが同社の原点であり、精密なモーター製造技術は、その後の事業拡大の基盤となりました。
1973年には、電子計算機、電子機器、テレビなどの
家電製品の生産を開始し、事業領域を大きく広げました。同年、
台湾証券取引所に上場し(証券コード1504)、株式市場においても注目を集めるようになりました。
1991年には、
台湾東芝精密公司を設立し、技術力をさらに高めました。そして1990年代には、経営の多角化を推し進め、情報、建設、食品といった新たな分野にも進出しました。この多角化戦略により、東元電機は東元電機グループ(TECO Group)として、より大きな企業グループへと成長を遂げました。食品分野では、日本
モスバーガーとの合弁で
台湾モスバーガーを設立し、
台湾における外食産業にも足跡を残しています。
2005年には、
安川電機との合弁で、北九州市に安川TECOモータエンジニアリングを設立し、両社の技術力を結集した製品開発を進めています。また、2006年には、
シャープとの液晶テレビに関する特許訴訟において一応の合意に達し、自社ブランドの液晶テレビを日本市場で販売開始しました。
本社・日本法人
東元電機の本社は、
台湾の
台北市南港区に所在しています。具体的には、
台北市南港区19-9号5階にオフィスを構えています。
日本法人としては、三協株式
会社(Sankyo Co., Ltd.、別名:TECO Japan)が存在します。三協株式
会社は、東京都港区浜松町2丁目4番1号 世界貿易センタービル26階にオフィスを構え、日本国内での事業活動を展開しています。
さらに、日本国内におけるモーター販売代理店として、株式
会社東友(TOYU CO.,LTD.)があります。株式
会社東友は、東京都中央区日本橋茅場町1-2-14 日本ビルディング8階にオフィスを構え、東元電機のモーター製品の販売を担っています。
参照項目
東元電機の事業や歴史をより深く理解するために、以下の項目も参考にしてください。
東芝
安川電機
電機メーカー#
台湾
脚注
(出典情報については、原文をご参照ください)
外部リンク
以下に、東元電機および関連企業の公式サイトへのリンクを示します。
東元電機オフィシャルサイト (英語)
東元電機オフィシャルサイト (中国語)
TECO Electric & Machineryオフィシャルサイト (英語)
TECO Groupオフィシャルサイト (中国語)
三協株式会社(TECO Japan)オフィシャルサイト
*
株式会社東友オフィシャルサイト