東光寺 (山県市)

東光寺

東光寺は、岐阜県山県市小倉に位置する臨済宗妙心寺派の寺院です。山号を富士山と称し、本尊には聖観音菩薩が祀られています。この寺は、美濃三十三観音霊場の第9番札所、そして美濃四国霊場の第64番札所としても知られ、地域の人々から深く信仰されています。

由緒

東光寺は、室町時代の明応年間（1492年～1501年）に華翁頼舜によって開基され、希雲によって創建されました。開山には東陽英朝が迎えられ、寺の基礎が築かれました。この歴史ある寺は、創建以来、地域の精神的な支えとして重要な役割を果たしてきました。

文化財

東光寺には、歴史的、文化的に価値の高い多くの文化財が保存されています。

本堂 (山県市指定文化財): 東光寺の中心となる本堂は、その建築様式や歴史的背景から、山県市の指定文化財に指定されています。この建物は、寺の歴史と信仰を今に伝える重要な遺産です。
円空仏観音坐像 (山県市指定文化財): 江戸時代初期に活躍した仏師、円空によって作られた観音坐像も、山県市の指定文化財に指定されています。円空仏は、その独特の作風と力強い彫刻で知られており、東光寺の観音像もその例に漏れず、芸術的な価値が非常に高いと評価されています。
東光寺境内 (山県市指定名勝): 寺の境内全体も、その美しい景観と歴史的な価値から、山県市指定の名勝に指定されています。四季折々の自然が楽しめる境内は、訪れる人々に安らぎを与えています。

巡礼

東光寺は、美濃三十三観音霊場と美濃四国霊場の札所として、多くの巡礼者が訪れます。これらの霊場巡礼は、仏教の教えを学び、心を清めるための重要な機会として、古くから受け継がれてきました。

関連情報

美濃三十三観音霊場: 美濃地方に点在する33の観音霊場を巡る巡礼路で、東光寺はその一つです。
美濃四国: 四国八十八ヶ所霊場を模して設けられた美濃地方の霊場巡礼で、東光寺もその札所の一つです。

関連リンク

東光寺(Instagram): 東光寺の公式Instagramアカウントでは、寺の美しい写真や最新情報が発信されています。

東光寺は、歴史と文化、そして自然が調和した美しい場所です。訪れる人々は、静寂の中で心静かに過ごし、歴史と文化に触れることができるでしょう。

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