東出直也

東出直也 (ひがしで なおや)

東出直也は、2003年5月24日生まれの元プロ野球選手で、石川県加賀市が彼の故郷です。ポジションは捕手で、右投右打の選手でした。彼の野球人生は、幼少期から始まり、その後の成長過程を経て、プロの舞台へと進むことになります。

プロ入り前の経歴

東出は、加賀市立片山津中学校時代に加賀ボーイズで活動し、主将としてチームを引っ張りました。その後、小松大谷高等学校に進学すると、1年生の夏からベンチ入りを果たし、早くもその才能が光り始めました。特に印象的だったのは、高校最後の夏に行われた第103回全国高等学校野球選手権大会での活躍で、同校を36年ぶりの甲子園出場に導きました。この大会では1回戦で高川学園にサヨナラ負けを喫したものの、3番捕手として3安打2打点を記録し、貢献が際立ちました。

また、彼は「名捕手への道のりノート」という独自のノートを作成し、野球に関する考えや目標を記録することで、自己成長を遂げていきました。この姿勢は彼のプロ入り後にも反映されます。

プロ入りとその後

2021年のドラフトで横浜DeNAベイスターズから育成選手として指名を受け、11月22日に契約を結びました。契約金は300万円、年俸340万円と設定され、プロ生活がスタートしました。しかし、プロ入り初年度の2022年にはイースタン・リーグで17試合に出場したものの、打率はわずか.088で0本塁打という結果に終わりました。6月15日は東北楽天ゴールデンイーグルス戦で出場しましたが、その後は二軍公式戦には出場せず、シーズンを終えました。

2023年には二軍での出場がなく、10月3日にチームから戦力外通告を受けることに。プロ生活における厳しさを実感した彼は、同日に自身のInstagramを更新し、現役を引退することを発表しました。

選手としての特徴

173センチという身長は捕手としてはやや小柄ですが、肩の強さとフットワークの優れた柔軟性が、彼の大きな武器となっていました。高校3年生の時には、遠投115メートル、二塁までの送球タイムが1秒85という記録を達成し、その実力を証明しています。

詳細情報

• - 年度別打撃成績: 一軍公式戦への出場はありませんでした。
• - 背番号: 104（2022年 - 2023年）

東出直也は、期待される若手選手としてプロ入りしましたが、さまざまな苦労を経て現役を引退する道を選びました。彼の今後の活躍にも注目していきたいところです。

もう一度検索