東出輝裕

東出 輝裕について

東出輝裕（ひがしで あきひろ）、1980年8月21日生まれ、福井県鯖江市出身の元プロ野球選手であり、現在はコーチとして活躍しています。右投左打の内野手として知られ、広島東洋カープで17年間プレーした後に、2015年に現役を引退しました。その後、選手会の理事長を務めたり、コーチとして若手選手の育成に力を注いでいます。

経歴

高校時代

敦賀気比高校で注目され、2年次には全国高等学校野球選手権大会でベスト8に進出しました。特に初戦の堀越戦では足の速さを活かした二盗・三盗を成功させ、決勝点に関与しました。3年次には春夏の甲子園に連続出場し、内野手兼投手としても活躍しました。この活躍が広島カープのスカウトの目に留まり、1998年のドラフトで1位指名を受けて入団することとなります。

プロ入り

プロ入り後の1999年、東出はすぐに二塁手としての出場を果たし、初打席でも内野安打を記録しました。2000年には遊撃手にコンバートされ、112試合に出場したものの守備ではマイナス面もあり、失策数が多かったことが課題でした。

2001年には、月間リーグ最多盗塁を記録し、シーズン全試合に出場。彼の成績は年々向上し、シーズン49犠打を記録するなど、チームの貢献度が高まりました。2006年にはオールスターゲームにも出場し、さらに成績を残しました。

引退後とコーチ業

2015年に引退した後は、選手会の理事長に就任し、選手の権利向上に寄与しました。2016年からは広島カープにコーチとして残り、主に一軍打撃コーチや二軍未経験者の指導にあたりました。2023年には二軍内野守備・走塁コーチとして若手選手の育成に尽力しています。

特徴と評価

東出は、俊足・巧打・堅守を兼ね備えた内野手として知られています。現役時代に彼がもたらした安定した守備力と盗塁技術は、広島における重要な役割を果たしました。また、彼はプレーに対する向上心が強く、自身の能力を引き上げるために常に努力する姿勢が評価されています。

結婚生活

東出は2005年に敦賀気比高時代の同級生と結婚したことがあり、私生活も充実しているようです。彼の家族との関係も彼の支えとなっていることでしょう。

最後に

東出輝裕は、選手時代から現在にかけて、広島カープに深く根ざした存在です。彼の経験や知識を基にした指導法が、今後のカープの未来をさらに明るくすることが期待されています。若い選手たちにとって、東出から学べることは多いことでしょう。

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