東北新社

株式会社東北新社について

株式会社東北新社（とうほくしんしゃ、英: TOHOKUSHINSHA FILM CORPORATION）は、東京都港区赤坂に本社を構える日本の映像プロダクションです。当社は映画の製作や配信、海外映画の日本語版制作、テレビ番組やCMの制作を手掛け、さらには衛星放送事業も行っています。その名は、特に外国映画の日本語吹替制作で高く評価されており、国内において最大手の企業の一つでもあります。略称はTFCです。

創業の背景

株式会社東北新社は、1959年に設立され、当初はオペラのプロデュースを目指していました。しかし、翻訳業務に従事する中で、創業者の植村伴次郎が外国テレビ映画の日本語吹替業務に乗り出し、社内での意見の対立が生じることになります。1961年には株式会社東北新社が設立され、以後、外国映画の吹替制作を継続して行うこととなりました。

事業の拡張

1964年に新日本映画製作所を買収し、CM制作事業を開始。1966年には東北新社と新日本映画が合併し、商号を変更して再出発を果たしました。その後もビデオ編集事業や麻布でのスーパーマーケットの株式取得、アニメ制作会社の設立を行い、1970年代から80年代にはCG製作事業やチャンネル設立など、事業を多角化していきます。1990年代末には数社と合併し、現在の株式会社東北新社に至ります。

主な放送事業

1986年にスター・チャンネルの配信を開始し、その後通信衛星による放送配信にも力を入れてきました。関連チャンネルの運営や衛星へのアップリンク作業も行っており、複数のチャンネルを運営するまでになりました。最近ではファミリー劇場や囲碁・将棋チャンネルなどを手掛けています。

不祥事と法的問題

しかし、近年ではさまざまな不祥事が取り沙汰されています。役職員による総務省幹部への違法接待問題や、外資比率が規定を超えていた放送法違反が確認される事態となりました。これに伴い、社長が交代するなどの影響がありました。

企業の未来

今後も続くであろう事業の再編や新たな挑戦の中で、当社は日本国内外の映像コンテンツ制作と配信を通じて、更なる成長を目指すでしょう。特に、デジタルメディアの進化に対応した新しいビジネスモデルの構築が求められています。東北新社の今後の動向には、引き続き注目が集まることでしょう。

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