東区 (広島市)

広島市東区の概要

広島市東区は、広島市の8つの行政区の一つであり、1980年に政令指定都市に移行した際に正式に設立されました。この区は、旧市内と安芸郡安芸町を併合した地域から成り立っています。地理的には、東区の西側と南側は太田川およびその支流の猿猴川に接しており、さらに牛田山が北側に位置しています。

地理

区内は、二葉、牛田、早稲田、戸坂といったエリアで構成されており、標高261mの牛田山周辺には緑豊かな平地があります。また、旧安芸町エリアの温品や福木あたりは温品川の流域に広がり、683mの呉娑々宇山に囲まれた地域です。1970年代から80年代にかけて、住宅団地が造成され、1987年には山陽自動車道の広島東インターチェンジが開通し、さらなる都市化が進みました。

人口の推移

1980年の117,286人を起点に、人口は増加し続け、1995年には124,829人に達しましたが、その後は減少傾向にあり、2020年には120,083人となっています。この変動は、地域の開発や住民の転出入に起因しています。

公共施設と文化施設

東区は、官公庁や文化施設が豊富です。区役所や出張所、警察署、消防署に加えて、広島市立東区図書館や文化センターもあります。スポーツ施設としては、東区スポーツセンターや総合屋内プールがあり、地域住民の健康と文化活動を支えています。また、牛田総合公園や緑地も人気のスポットです。

産業の発展

経済的には、広島駅北側に多くのJR関連企業や地元食品メーカーが集まり、近年は「エキキタ」として再開発が進行中です。多くのオフィスビルも建設され、ビジネス環境が整っています。ここには、シェラトングランドホテル広島やイズミ、香月堂などの企業が本社を置いています。

教育と交通

教育機関も充実しており、広島女学院大学や比治山大学、高等学校、中学校、小学校、幼稚園、保育園がそろっています。

交通面では、JR西日本の芸備線や、広島高速交通のアストラムラインが便利で、広島駅との接続も良好です。また、バス網も広域に及び、東区役所や各地域へのアクセスがスムーズです。

文化と歴史

文化的にも、重要な文化財や史跡が点在しており、不動院や國前寺などは地域の歴史を感じさせる重要なスポットです。多くの著名人もこの地から生まれ、地元の誇りとなっています。

まとめ

広島市東区は、自然と都市が融合した魅力的な地域です。交通網の整備も進み、住環境も充実しているため、今後の発展が期待される場所となっています。

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