東南植物楽園

東南植物楽園は、沖縄県沖縄市知花に位置する植物園であり、博物館相当施設としても知られています。その広大な敷地には、約1,300種、5万株以上の植物が栽培されており、年間を通して南国の美しい景観を楽しむことができます。日本最大級の屋外植物園として、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。

歴史

東南植物楽園の歴史は、1968年3月に現在の農場エリアである美の里わくわくファームに、大林農園として創業したことに始まります。当初は「東南楽園」という名称でしたが、1973年に現在の「東南植物楽園」に改名されました。1975年には沖縄海洋博覧会を機に水上楽園エリアが開設され、その後も様々な拡張や改修が行われてきました。1981年1[[2月]]には、沖縄県で初の博物館相当施設として認定され、その価値を認められました。

2002年9月には園内のレストランが大規模に改装され、ガーデンレストランボタニカとしてオープン。2005年2月にはオリジナルファッションブランド「木花～Bocca」プロジェクトがスタートするなど、植物園としての機能だけでなく、多角的な事業展開も行われてきました。2009年1月にはアグリビジネスを開始し、花卉類や野菜類の生産販売を本格的に行うようになりました。

しかし、2010年1[[2月]]29日には事業譲渡交渉の行き詰まりにより一時休園を余儀なくされました。その後、2013年3月に県内の医療法人やホテルなどを経営するタピックグループが東南植物楽園の全株式を取得し、事業譲渡が成立。同年7月6日に営業を再開し、現在に至ります。

2018年4月14日には、高さ約25mの琉球金宮観音菩薩像が一般公開されましたが、同年9月30日に台風24号の影響により倒壊してしまいました。

その他

1996年ごろから2001年までの間、東南植物楽園のCMでは、ひめゆりパークのものと並行してBGMが使用されていました。また、かつては路線バスが園内まで乗り入れていましたが、赤字路線として2000年代に廃止されました。現在の最寄りのバス停は琉球バス交通90番の沖縄市農民研修センター前で、そこから徒歩約20分です。以前は定期観光バスも立ち寄っていましたが、現在は中止されています。

関連項目

ひめゆりパークは、東南植物楽園と長年縁が深く、姉妹公園のような存在でしたが、既に閉園しています。

外部リンク

公式サイト

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